通常、我々の細胞が自ら死を選ぶということは考えられないが、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされることがある。このような管理・調節された細胞の自殺すなわちプログラムされた細胞死のことを「アポトーシス」という。
例えば、我々の細胞の一部は毎日癌化しているが、そのほとんどは、アポトーシスによって取り除かれ続けており、これにより、ほとんどの腫瘍の成長は未然に防がれている。
我々の腸管にある粘膜上皮細胞にも、病原微生物が侵入して感染すると、免疫反応によって炎症を起こしたり、感染した細胞を自殺(細胞死)させて除去するなどして、からだ全体を守る仕組みがある。
ところが赤痢菌は細胞内に侵入すると、特異的な物質を分泌して「細胞死」を抑制し、感染した細胞を生き永らえらせていることが判明した。
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参考HP 東京大学:赤痢菌は感染細胞のアポトーシスを阻止する Wikipedia:アポトーシス