最近は自分でお弁当を持っていく人が多いと聞く。学校にお弁当というのは昔からあるが、オフィスにも手作りお弁当というのは、経済状況の悪化と相次ぐ値上げによる消費者の防御行動なのかもしれない。
とはいえ、お弁当箱にはこだわりたいのは特に女子の願望である。「木のお弁当箱は欲しかったけど、お手入れが大変そうだし、維持するのが難しそう」という声を聴いた。
カトラリーや給食食器を専門とする「ののじ」が開発した「ステンレスランチボックス」は、本体はステンレスだがふたの部分が木で出来ている。
写真のようにふたにはパッキンが付いていて分離できるのでお手入れも簡単。同社によると完全な密封にはならないので注意してほしいということだったが、使ってもらった女子のレポートによると、ラップをかぶせてふたを閉めれば漏れ出すことはなかったとのことで、このあたりも安心してよさそうだ。
何よりも木のぬくもりと重厚感が得られるのが高級感と他との差別化に一役買っているようで、お弁当を出すのが自慢の一つになるそうだ。
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そして最大の特徴は、ステンレス部分は電子レンジ対応だということだろう。金属なのに電子レンジ対応なので、オフィスでふたを取って電子レンジにかければ暖かい手作り弁当が出来上がる。
形は四角い形状とオーバル形の2種類で、容量は700ml以上あるので「大飯食らい」でも大丈夫だ。女子の場合は少なめに入れて思いっきり装飾できるので楽しいらしい。
このような高給感あふれる高機能ランチボックスだと、「ちょっと手抜きをして冷凍食品を詰めただけでもなりそれらしいお弁当になる」とは実際に使った女子の声。
お化粧にしてもネイルにしてもランチボックスにしても、自分のテンションが上がることが大切なので、作る方も食べる方も気持ちの入ったあたたかい、そしてレンジにかけて本当に温かいお弁当になることだろう。
※写真:松島友里恵・しかのゆづき