梅ぼし専門店『山崎屋』(和歌山県西牟婁郡白浜町3745-6)では、希少な梅干しが購入できる。江戸時代の1670年(寛文10年)に職人が漬けた梅干しだ。今から約350年前の梅干しということになる。
江戸時代に店主のご先祖様が漬けた梅干し
『山崎屋』の店主は、この店を受け継いで9代目。店主のご先祖様が漬けた梅干しが現存しており、1粒5000円で販売している。約350年前の梅干しは高額ながら売り切れることもあるという。しかし在庫は潤沢。ご先祖様は毎年梅干しを漬けていたため、毎年約350年前の梅干しを購入することが可能なのである。
『ドラゴンボール』における仙豆のような希少
あまりにも希少な梅干し! めったに出会えない唯一無二のグルメ。たくさん買って帰りたい。しかし1粒5000円。そんなに多く買えない……。まるで『ドラゴンボール』における仙豆のような希少さである。
約350年前の梅干しで梅干しサワーを作ってみた
さっそく東京に持ち帰ってきた約350年前の梅干しで梅干しサワーを作るべく、いいちこと炭酸水、そしてロックアイスを用意。1粒5000円だと思うと、サワーを作る手も震える。そうか、この梅干しサワーも5000円の価値があるということか……。
これでおいしくなかったらどうしよう……。とか思いながら飲んでみると……。
1670年の江戸時代に漬けられた梅干しをサワーにして飲んでみました。今から約350年前の梅干しです🏯 ある意味タイムトラベルしてきたグルメ! pic.twitter.com/mJK1YtJ6so
— ガジェット通信(公式) (@getnewsfeed) June 14, 2024
塩気と旨味が猛烈なエネルギーで拮抗しつつバトル
梅干しを潰しながら飲んでみると……。ウッホ♪ ちょっと居酒屋とか缶サワーでは味わえない味だよこりゃあああああ! 衝撃的なほどに濃い。とにかく塩気が強く、旨味が濃い。この小さな梅干しの中で、塩気と旨味が猛烈なエネルギーで拮抗しつつバトルをしているかのようだ。
ジワジワとくる旨味由来のコク! いいぞ
最初はわずかながら塩気が味覚的に優勢かと思われたが、だんだんとジワジワとくる旨味由来のコク。旨味が濃すぎてコクが強い。しかも、喉からサワーが流れ落ちたあとも、ずっと続くコク、コク、コクーーーーーッ! なるほどなあ。これが350年の梅干しでちゅか。神、いわゆるゴッド。