『マッドマックス:フュリオサ』声優ファイルーズあいインタビュー「フュリオサを人間として演じることにフォーカスしました!」

  by ときたたかし  Tags :  

人気声優のファイルーズあいさんが、大ヒット公開中の映画『マッドマックス:フュリオサ』で、主人公フュリオサの日本語吹替えを担当しました。

本作は、2015年公開の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の前日譚で、シャーリーズ・セロンが演じた最強の戦士フュリオサの怒りの“原点”を、アニャ・テイラー=ジョイとクリス・ヘムズワースの共演で新たに描かれます。

その重要なキャラクター、フュリオサを演じたファイルーズあいさんに、フュリオサの魅力など、さまざまなことをうかがいました。

■公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/madmaxfuriosa/ [リンク]

●フュリオサ役に決まった時はいかがでしたか?

『マッドマックス』シリーズには熱狂的なファンがたくさんいらっしゃるのでタイトルは知っていたのですが、今回改めて観てフュリオサが登場する『怒りのデス・ロード』でそのキャラクターを知りました。これほど力強くてかっこよくて、老若男女関係なく人間そのものの魅力に惹かれてしまう彼女の原点を描く本作で、任せていただけることは光栄です!

とにかく彼女が持っているものを全力で出し切ろう、ノドの出し惜しみなどしない、ハチ切れてもいいと思い切り叫ばせていただきました! それくらいの覚悟を持って収録に臨ませていただきました。

●役作りで苦労したことはありますか?

最初の擦り合わせが大変でした。『怒りのデス・ロード』を最初に観て、その後に上がって来た台本を観たので、『怒りのデス・ロード』のイメージに引っ張られて、カッコよくしなければと最初は声を低めに作っていたんです。だから覚悟が決まった、完成形のイメージになっていたんです。

でも、今回の『マッドマックス:フュリオサ』で描くものは、彼女の成長や、彼女が『怒りのデス・ロード』に至るまでの過程なんですよね。未成熟なものが怒りを原点に成長していくところがあったので、声のトーンを落とさずに地声で近いところが鳴りまくるという感じなんです。

この荒廃した世界で生き抜いていくために、自分の性別などを一切捨てて人間として演じるということにフォーカスを置いていたので、その荒々しさ、ケレン味みたいなものが、彼女の今作での魅力じゃないかなと思ったので、それがいろいろな方に受け入れられたらいいなと思いました!

●日本語吹替版フュリオサの魅力についてはいかがでしょうか?

本国のインタビューで監督がおっしゃっていたことは、アニャ・テイラー=ジョイさんに当てられたワード数が、30ワードなんですよ。タイトルにもなっている主人公の発するセリフが30ワードだけという、前代未聞ですよね。

そこでまず驚いたのですが、それは紙の台本だけだったからなんです。映像を観た時に、これほど存在感があるものかと、計り知れないものがありました。あの言葉が要らない、言葉ではなく行動と表情で見せるお芝居が凄すぎたので、これはわたしが味付けするのではなく、アニャさんが演じるフュリアオサを観てほしいので、彼女のお芝居に寄り添い、聞き取りやすいような日本語で馴染みやすくしようという工夫をしました。

ただ、ほかのキャストの方を観ていただければ分かるように声量お化けの方が多いので(笑)、負けないように音圧は意識しました。あと荒廃した世界だからバイクのモーター音、車のエンジン音が凄いので、とにかく声量MAXということは意識したので、そこはもしかしたら日本語吹替版版特有の個性かも知れません(笑)。

●これから本作を観る方へメッセージをお願いいたします。

この作品は“怒り”がテーマになっていて、日常生活では大なり小なり、いろいろな怒りを抱えることがあると思うんです。この映画を観るとフュリオサが自身の怒りに向き合い、目を逸らさずにその怒りとどう決着を付けていくのかががとても丁寧に描かれているので、フュリオサが自分の気持ちを代弁してくれているような気持ちになるので、観終わった後の爽快感が半端ないです! ストレスを抱えているみなさん、一緒に怒りを解放させましょう! V8!

■ストーリー

世界崩壊から45年。バイカー軍団に連れ去られ、故郷や家族、人生のすべてを奪われた若きフュリオサ。改造バイクで絶叫するディメンタス将軍と、鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーが覇権を争う”MADな世界(マッドワールド)”と対峙する! 怒りの戦士フュリオサよ、復讐のエンジンを鳴らせ!

監督:ジョージ・ミラー
出演:アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース
配給:ワーナー・ブラザース映画

『マッドマックス:フュリオサ』大ヒット上映中!日本語吹替版同時上映

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ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo