うまい牛めしを食べるなら、味噌汁付きの松屋。誰もが知ってる常識。しかし松屋の魅力は牛めしに留まらない。さまざまな定食があってバリエーション豊かなのは言うまでもないが、特にお肉系、牛焼肉定食やカルビ焼肉定食や豚カルビ焼肉定食はガチのファンがいるほどの人気っぷりだ。事実、うまい。
CNN読者が選んだ世界のベスト食品50! ルンダン
そして松屋の楽しみといえば、期間限定で食べることができる魅惑のメニューだろう。誰もが知っているジョージア名物のシュクメルリは、松屋が期間限定メニューとして販売したおかけで日本に広まったと言っても間違いない。そんな松屋の新たな期間限定メニュー『マレーシア風牛肉煮込みルンダン』がインターネット上で話題となっている。
実はこのルンダン、CNNが「CNN読者が選んだ世界のベスト食品50」の第一位に選んだこともあり、そのおいしさは世界的レベルで「みんなのお墨付き」。ということで、実際に食べてみた。
広がる旨味と甘味がたまらない!
今回オーダーしたのは、牛肉のおいしさをより多く堪能できる『マレーシア風ダブル牛肉煮込みルンダン』。ノーマルのものより牛肉が多いバージョン。ココナッツミルクをベースとした超絶コクのあるソースに、ガッツリと厚切りにされた柔らかい牛肉が浸っていて、食べると「プルッ♪」とした食感とともにホロホロと崩れていく。その「崩れ」と同時に広がる、広がる、広がる旨味と甘味がたまらない! 広がる!!
甘味のグラデーションが楽しめる
強いコクと「ソース由来と牛肉由来の旨味と甘さ」が同時に楽しめるので、ライスに合わないわけがない。ライスに牛肉とソースをたっぷりとかけて、ライスに浸透してシミシミになったところで食べる。実にウマイ。ライスも、ほのかに米由来の甘さがあるから、甘味のグラデーションが楽しめるのが魅力。
一度でも食べれば、カレーともシチューともハヤシとも違うことがわかる。どれでもない、まさにルンダンというジャンル。
あくまで個人の感想だが、旨味と甘味が濃いので、食べると元気が出る感じがする。癒やされている感あり。
キレのあるスパイシーなテイストにクラスチェンジ
ある程度、ルンダンのおいしさを楽しんだら、あとから紅生姜を入れ、唐辛子をふりかけて食べると、また違ったおいしさが楽しめる。限りなく優しくてマッタリとしたルンダンに紅生姜の酸味とシャキシャキ感、そして唐辛子の辛味が足されることで、キレのあるスパイシーなテイストにクラスチェンジ。
テーブル上に調味料や紅生姜などが充実している松屋だからこそできる楽しみ方といえるが、最初から入れるのではなく、しっかりとルンダンの味を楽しんでから、味変したいときに入れるとベスト。
グルメな大人だけでなく子どもにも好かれる味
人の味の好みはそれぞれだが、ルンダンは限りなく優しくて旨味が濃く、それでいて甘さが魅力でもあるので、グルメな大人はもちろんのこと、子どもにも好かれる味だと感じた。
今後の松屋の異国料理にも期待
それにしても松屋、日本人にも好まれるテイストの異国料理をよく発見できるなあ、と思う。シュクメルリやチミチュリソースやポーランド風ミエロニィハンバーグなど、どれも間違いなくウマイものばかり。今後の松屋の異国料理にも期待である。
松屋のマレーシア風牛肉煮込み『ルンダン』は肉が主役な気がする! 肉が増量されたダブルのほうを強く推奨する! カレーともシュクメルリともプーパッポンカレーとも違う、魅惑の甘い世界を堪能せよ! ライスに盛って食おうぞ! pic.twitter.com/hPNtPbNorF
— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) March 27, 2024