カップ麺やスナック菓子、ファストフードなどのアレンジレシピを研究する“B級フード研究家”としても活動している、ノジーマこと野島慎一郎です。
先日、親戚の法事で札幌まで行ってきたのですが、北海道を中心に展開しているコンビニ「セイコーマート」でこんなカップ麺を発見しました。
珍しく高価格帯の「旭川醤油ラーメン」
セイコーマートのプライベートブランド「Secoma」から発売されている「旭川醤油ラーメン」。
セイコーマートではオリジナルのカップ麺をたくさん売っていて、「山わさびラーメン」とか北海道らしさを全開にした商品もあり、けっこう力を入れてるんですよね。
ですが、これまで取り扱っていたオリジナルのカップ麺は100円台で買える安価なものが中心。今回見つけた「旭川醤油ラーメン」は税込264円。おーん、そうかそうか。セコマもついに高価格帯のオリジナルカップ麺を出し始めたか……!
しかもニュータッチ凄麺でおなじみヤマダイ製造
プライベートブランドのカップ麺はだいたい大手メーカーが製造してたりするんですけど、この「旭川醤油ラーメン」の製造元を調べてみると、なんとニュータッチ凄麺シリーズでおなじみのヤマダイが作ってるじゃないですか!
ニュータッチ凄麺は全国各地のご当地カップ麺を次々に高いクオリティで販売しているウルトラブランド。でも旭川ラーメンのカップ麺はまだ未発売。これはある意味ニュータッチ凄麺の激レア種みたいなもの! まさかセイコーマートでこんなカップ麺と出会えるとは!
セイコーマートで売ってるこれ、ヤマダイ製造なので実質ニュータッチ凄麺みたいなものですね!食べるの楽しみ!
pic.twitter.com/vrCqUVr40R — 野島慎一郎|B級フード研究家・ライター (@aochins8) January 28, 2024
繊細なノンフライ麺と肉厚なチャーシュー
もちろん迷わずおみやげとして購入し、帰宅後すぐに試食してみることに。カップを開封すると中身は繊細で美しいノンフライ麺とかやくと液体スープの小袋。
かやくはチャーシュー、メンマ、ネギというオーソドックスな構成でしたが、チャーシューの厚さがかなりいい感じ!
熱湯を注いで4分待ち、液体スープを入れれば完成。この時点で豚骨の香りが強く漂ってきて、猫もたまらず近寄ってきました。これは期待大!
旨味に厚みのある醤油スープが絶品
わあ! なんて美しい見た目なんでしょう! 麺は細くてなめらかだし、チャーシューに厚みがあってネギも大きめなもんだから、丼に移したらカップ麺だとわからなくなりそうなレベルで美しい!
これは食べる側もちゃんと向き合わねばと思い、レンゲを用意してまずはスープから一口。うん、最高!
透明度が高くてあっさりしてそうに見える醤油スープなのに、その味は豚骨と魚介の旨味が凝縮されていて、醤油にもコクがあってパワフル。かなり重厚な味に仕上がっています。
茹でたて生麺のように繊細な麺
麺はその見た目のとおりに繊細で、茹でたて生麺のようなツルツル感はニュータッチ凄麺そのもの。さすがの完成度です。
ノンフライ麺だとスープとの一体感に物足りなさを感じることも割とあるんですけど、麺にしっかりスープが乗ってくるし、肉厚なチャーシューは脂身が多めでめちゃくちゃジューシー。カップ麺のチャーシューにジューシーさを感じることってなかなかないですからね!
かなりの細麺なのでのんびり食べてると麺がのびやすそうな気はしましたが、それ以外は気になる点もなく、実際かなり美味しくまとまっていました。
これはおみやげにオススメ。今後もこの価格帯の新商品がいろいろ発売されるんでしょうか。北海道に行くたびにセイコーマートをチェックしないとだ!
やはり予想通り「隠れ凄麺」でした。ヤマダイのノンフライカップ麺にハズレなし。見た目はあっさりでも豚骨の香りが重厚。コク深いスープと繊細な麺がうまい。肉厚なチャーシューも柔らかなメンマもいい。セコマの高級路線、今後も楽しみだ!#カップの麺ぜんぶ食う
旭川醤油ラーメン/セイコーマート https://t.co/r4vpKkSaI8 pic.twitter.com/HdTldOH1Uy— 野島慎一郎|B級フード研究家・ライター (@aochins8) January 31, 2024