コンビニ弁当で500円台が登場! ファミマの「ごくうま!四福弁当」4種を食べてみた

  by 古川 智規  Tags :  

ファミリーマートは、継続して取り組んでいる5つのキーワードである「もっと美味しく」「『あなた』のうれしい」の一環として、プライベートブランド「ファミマル KITCHEN」より、至福な気分になれるおいしさと、満足できるボリューム感にこだわった「ごくうま!四福(しふく)弁当」を2024年1月16日より全国のファミリーマートで発売した。
全種類を食べてみたのでレビューする。

「香味野菜とごま油の香り!ねぎ塩チキンステーキ弁当」は、税込598円(以下同じ)で、鶏肉を二段階に分けて漬け込むことで、鶏肉の旨みが感じられるジューシーなチキンステーキに仕上げた。シャキシャキ食感に仕上げた香味野菜をトッピング。ごま油の香ばしい風味と藻塩のまろやかな塩味が特長の塩だれで食べる仕立てだ。
なかなか本格的なチキンステーキで、ジューシーさはコンビニ弁当としては一級品だ。

「とろっとチーズソースの鉄板焼ビーフハンバーグ弁当」は、598円で、ハンバーグの肉は牛肉100%。肉本来の味わいとジューシ
ーさを感じられるハンバーグに仕立てた。濃厚デミグラスソースとモッツァレラチーズやゴーダチーズを使用したチーズソースをかけ、ハンバーグの旨みをさらにひきたてる。
みんな大好きハンバーグだが、お弁当レベルで本格的なハンバーグを食するのは正直難しい。それでも本品は肉のうま味とソースの組み合わせが絶妙で、なかなか本格的な柔らかくジューシーなハンバーグが楽しめる。

「熟成オイスターソースが決め手のきくらげ玉子炒め弁当」は、598円で、ふっくらと香ばしく仕上げた玉子炒めに、コリコリとした食感のきくらげをトッピング。牡蠣の旨味を凝縮した熟成オイスターソースとガラスープを使用した特製だれで仕上げた。
中華料理店でしか食べるのが難しいきくらげと玉子のオイスターソース炒めだが、見た目とは違いなかなか濃厚な味付けでごはんがすすむ。4種類の中で最も味付けが複雑かつ濃厚かもしれない。

「肉の旨味とやわらか食感!特製とんかつ弁当」は、678円で唯一500円台ではないが、揚げる温度を低く設定して時間をかけて調理することで、やわらかく、肉本来の旨みが味わえるとんかつに仕上げた。ソースは野菜や果物などにこだわり、酸味と甘み、スパイス感のバランスがとれたオリジナルのものだ。
ボリュームという面ではこれが一番だろう。肉は柔らかいのに肉厚でボリュームがあるため、食べ応えがある。

絶対的な価格はコンビニ弁当としては高くはない。どれも本格的な調理方法や味付けで満足のいく仕上がりだ。ただし最近はどんな弁当にも言えることだが、物価高騰で価格を安く抑えるためにパッケージが見た目よりも複雑に造形されており、それがために量が少なくなっている点は否めず全体のボリュームを求める男性には、おかずはともかく、ご飯の量は少なく感じるかもしれない。それでも、おにぎり1個足せば十分に満足できるので、それ込みで考えても高くはないと思われる。逆に女性にはジャストフィットサイズなのかもしれない。いずれにしても、味とおかずの量は申し分ないので一度食べて見て全体のパフォーマンスを確認してみるといいだろう。きっと4種類の中から素晴らしいランチに巡り合うことができる。

※写真はすべて記者撮影

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