皆さんは『シュウォッチ』をご存じだろうか? かつてゲームメーカーのハドソン(のちにコナミに吸収)が発売した時計機能付きの連射測定器だ。ベースとして時計の機能がありながら、メインの使い道としては「ボタンを連射するスピードを計測して遊ぶ」というものになっている。
高橋名人の影響でバカ売れした『シュウォッチ』
『シュウォッチ』が発売された時代、ハドソンのカリスマ的ゲーム名人・高橋名人は1秒間に16回もボタンを押すことができ、高橋名人に憧れて16連射を目指した少年少女が多くいた。その影響も多大にあり『シュウォッチ』は大きく注目された背景がある。
約37万円という驚異の高額
そんな『シュウォッチ』がYahoo!オークション(旧ヤフオク)出品されており、369990円という高額で販売されているのである。約37万円という驚異の高額。どうしてそんなに高額なのか? よく『シュウォッチ』のデザインを見てみると、なんか違う。
どうやらこれ、ゲーム雑誌『マル勝ファミコン』デザインの『シュウォッチ』のようである。商品説明には非売品と書かれており、店舗などには流通していなかったもののようだ。
腕全体の筋肉の使い方やコンディションにも影響
「ボタンを押す速度を調べておもしろいの?」と思うかもしれないが、これが実におもしろいし、奥が深い。高速でボタンを押すという行為は簡単に見えて難しい。指で叩くのか? こするのか? 指をどれくらいの高さで上げ下げするのか? そして指先だけでなく腕全体の筋肉の使い方やコンディションにも影響される。まさにアスリート。
約37万円の『シュウォッチ』は手が出ないかもしれないが、過去を思い出して、高橋名人の記録を追い抜けるかチャレンジしてみるのも楽しいかもしれない。ちなみに、高橋名人は今も手ごわいぞ!
ファミコン版スターソルジャーの1面プレイ動画です。 pic.twitter.com/vFhat3tUeV
— 高橋名人 (@meijin_16shot) June 2, 2022
※記事画像はYahoo!オークションより