神の領域へ?人がDNAを進化させる!人工塩基を組み込み、機能向上100倍!

  by なみたかし  Tags :  

 DNAというと、正式名は、デオキシリボ核酸(deoxyribonucleic acid、DNA)のことで、核酸(細胞の核にある物質)の一種である。DNAで重要なことは、地球上の生物において、「遺伝子」と呼ばれる、遺伝情報を担う物質となっていることである。その構造はどうなっているのだろう?

 DNAはデオキシリボース(五炭糖)とリン酸、塩基 から構成される核酸である。塩基はプリン塩基であるアデニンとグアニン、ピリミジン塩基であるシトシンとチミンの四種類あり、それぞれ A, G, C, Tと略す。このデオキシリボースとリン酸、塩基が結びついたものを「デオキシヌクレオチド」という。「デオキシヌクレオチド」は核酸の最小単位である。

 このデオキシヌクレオチドが、多数集まってできる高分子を「ポリデオキシヌクレオチド」という。DNAはこの鎖状ポリデオキシヌクレオチドが2本つながって一組となっている。このとき2本のDNA鎖は、塩基どうしの相補的な結合 (A/T, G/C) によって緩やかな水素結合をしており、全体として二重らせん構造をとる。

 今回、理化学研究所では、自然界には無い人工塩基を天然のDNAに組み込むことで、DNAの機能を向上できることを発表した。DNAの塩基というとこれまで、アデニンとグアニン、シトシンとチミンの四種類(A, G, C, T)であったが、理化学研究所の研究グループは「Ds」「Px」という2つの人工塩基の作製に成功していた。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/ 
参考HP 理化学研究所:人工塩基を用いてDNAの機能向上を証明

自然科学大好き!最新科学情報・気になる科学情報を何でもわかりやすく発信します! サイエンスライター/理科教員/理科学検定1級/ライブドア第一期奨学生/宇宙/未来/環境/自然/気象/健康/医学/薬学/技術/IT/物理/化学/生物/地学/量子論/遺伝学/古生物/生理学/ノーベル賞/

ウェブサイト: http://liberty7jp.blog9.fc2.com/ http://blog.goo.ne.jp/liberty7jp

Twitter: @takashi_nami