“令和のリアルビーチボーイ”濱尾ノリタカ 1st写真集は「純度100パーセントの自己表現が叶いました」 発売記念インタビュー

  by ときたたかし  Tags :  

若手俳優の濱尾ノリタカさんが、ファースト写真集「H3O」を発売。タイトル「H3O」と関連があるビーチ、シャワールーム、プールなど水辺で肉体美を披露したほか、街歩きなど自由に過ごした表情も満載の一冊です。

2021年の「仮面ライダーリバイス」で仮面ライダージュウガ/ジョージ・狩崎役で出演し注目を集め、「埼玉のホスト」「ブラックポストマン」、そして10月スタートの火曜ドラマ「マイ・セカンド・アオハル」と話題のドラマに立て続けに出演中の濱尾さん。イマ旬の若手俳優である濱尾さん本人に、ファースト写真集「H3O」への想いを聞きました。

●写真集のタイトルである「H3O」ですが、これにはいくつかの意味が込められているそうですね。

写真集のモチーフになっている水の「H2O」はご存じかと思いますが、僕は生後半年でベビースイミングを始めて、この仕事を始める大学二年生まで水泳をしていたので、水に対して人一倍思い入れが深いんです。水は僕のアイデンティティになっていたと思います。さらに「H3O」の“3”は、左に90度回転させるとアルファベットの“M”になる。そうすると「HMO」で“はまお”にも読めるので、遊び心も込めているタイトルです。

●その内容はさまざなまロケーションでたくさんの自然な表情が満載の印象を受けましたが、仕上がりについてはいかがでしょうか?

最高の写真集だと胸を張って言い切れるものになりました。というのも、本当に素敵なスタッフさんたちが集まってくださって、一味違うものになっているからです。余白の使い方、写真のはめ込み方、カット割も含め、中身も構成が特殊だったりして、写真集ではありつつ、みんなで作ったアートブック的な感覚。そういう意味ではほかの誰とも被らない個性が詰まった写真集になったと思います。

●初期に出されたコメントで「いつか写真集を撮るならこのメンバーで」とありましたが、念願のチームでの仕事になったわけですね。

そうなんです。今回ご一緒させていただいたスタッフさんは僕が俳優のお仕事を本格的に始める前から僕を知っていてくださっている方々で。いつか自分が写真集を出せるようになったら是非お願いしたいと願っていたので、今回はその思いが叶った待望の作品なんです。だからこそ、僕のことを応援してくださっている方々に対して、自分がいいと思えるものが集まっている、純度100パーセントの自己表現になっているんです。

●なるほど、ドラマなどで演じる役柄ではなく、濱尾ノリタカさんそのものが収められている。

ドラマの役柄はお芝居なので、当然ではありますが自分そのものではないんですよね。そういう意味では、今回の写真集は自分をよく知ってくださっている方々に素を引き出していただけたと思っています。自分を応援してくださる方々に一番誠実な向き合い方かもしれないなと思いました。

●去る10月には刊行記念お渡し会があったとのことで、反響はいかがでしたか?

「写真集をこだわって作っていることが伝わって来た」「こだわりが見られることが好きです」という言葉をいただきました。それが一番うれしく、救いにもなりました。先にも言いましたが、自分が100パーセントこだわって作ることが、一番誠実に向き合っていることになると思ったので。

●ナチュラルな素の表情は、どのようにして撮影したのでしょうか?

カメラを意識せずに撮影しています。それはカメラを意識しなくてもいい状況を、みんなが作り出してくれたおかげです。水、「H3O」というテーマの下、とにかくパーソナルなものにしたかったんです。流れる水のようにコロコロ表情が変わったりするのですが、水は流動的なものなので、そういう柔らかさを追いたくて。

●今こうして一冊の形になり、思うところはありますか?

僕は仮面ライダーに憧れて俳優のお仕事を始めたのですが、この写真集は仮面ライダーの撮影が終わった頃に撮りました。念願の夢を叶えた喜びと、終わってしまった虚無感と、この先の不安と。いろいろな感情が入り混じっているときでした。後にも先にも一番デリケートな時期であることは間違いないですが、そこを切り取って形にできたことがよかったなと思っています。

今年は初めての舞台にも挑戦させていただきましたし、ドラマにも多く出演させていただきました。いろいろな経験を通じて、自分と向き合う時間が多くなり、あの頃の自分も冷静に振り返ることができるようになったんです。この写真集を見返しながら、自分の成長も反省も感じられるので、うれしく思います。

本当に等身大の自分がすべて詰まっているので、一生色あせることのない写真集になっていると思います。それを皆様にお届けできたことが光栄です。

■書籍情報

タイトル:『H3O』(エイチスリーオー)
著者:濱尾ノリタカ
撮影:土屋文護
定価:2970円(税込)
発売日:2023年10月20日
ページ数:112ページ
サイズ:B5判(ソフトカバー)
出版社:講談社

■プロフィール

1999年11月26日生まれ、東京都出身。2020年より俳優として活動を開始。2021年に「仮面ライダーリバイス」に仮面ライダージュウガ/ジョージ・狩崎役で出演し注目を集める。主な出演作は、ドラマ「ピーナッツバターサンドウィッチ」(MBS)、「クレッシェンドで進め」(日本テレビ)、「大奥」(NHK)、「埼玉のホスト」(TBS)、「ブラックポストマン」(テレビ東京)など。現在「マイ・セカンド・アオハル」(TBS)への出演中。“令和のリアルビーチボーイ”の異名は、自身の所属事務所・研音の先輩・反町隆史が、1997年に出演したフジテレビ系ドラマ「ビーチボーイズ」から取ったという。

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo