全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が10月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました(ラーメンイベントで食べたラーメンも除く)。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!
第5位:横浜家系ラーメン 野中家(大塚)
10月8日に南大塚にオープンしたばかりの横浜家系ラーメン店。“大﨑家”の姉妹店。“輝道家”出身。大塚の駅前の大通り沿いでいい立地。
「ラーメン(並)」を注文。具はチャーシュー、ほうれん草、ノリ3枚、ネギ。黒いどんぶり。麺は平打ちストレートの酒井製麺製。
豚骨の濃度バチバチで旨い。寸胴で豚骨をガチ炊きしている。醤油のしょっぱさはそこまでではなく、あくまで豚骨パワーで食わせる一杯。麺は通常の家系ラーメン店よりもやや細め。チャーシューはスモーキーな仕上がりだ。これは人気店になりそう。
第4位:ラーメン 鷹の目 西巣鴨店(西巣鴨)
10月14日、西巣鴨の“ジンベエ”が“鷹の目”としてリニューアルオープン。このエリアには意外と二郎系がなく、大正大学の横ということもあり、ニーズは高そう。
「ラーメン(小)野菜マシ、ニンニク少し、アブラ、辛揚げ」で注文。
微乳化の豚骨スープと醤油のバランスが良く、極太平打ち麺もしっかり絡む。野菜はクタクタ系で一体感もバッチリ。豚も大ぶりながらかなり柔らかくハイクオリティ。辛揚げの辛味が少しずつスープに溶け出し味変になり、中毒性も高まって最高。これはすぐに大行列になりそう。
第3位:麺屋 さんQ(上町)
豪徳寺の“もつ料理 ごうかく”が提供していたラーメンが話題で、9月30日にラーメン店としてスピンオフオープン。オープンからかなり話題で早くも長い行列ができている。
「鶏清湯らあめん」を注文。具は低温調理チャーシュー、穂先メンマ、カイワレ、ネギ。麺は細めストレートの村上朝日製麺製。
大量の丸鶏、鶏ガラの分厚い旨味の鶏清湯。カエシには5種の醤油をブレンドしている。鶏の分厚さと醤油のまろやかさのバランスがジャストでとても美味しい。臭みも全くなく、かつ上品すぎず旨味が贅沢で、ラーメンっぽさもしっかり残っている。デフォルトでも十分具材が豪華なのも嬉しい。
第2位:純麦(住所非公開)
“ほん田”“麦苗”出身の女性店主・矢嶋純さんが今年4月にオープンした住所非公開・完全予約制のお店。メニューは「純麦御膳」(¥4356)の一つだけ。
前菜(ゴマカンパチやラーメンダシの茶碗蒸しなど)、サラダをゆっくりいただきながら、ラーメンを待つ。
「らぁ麺」の具は、チャーシュー、ワンタン、ネギ、三つ葉。麺は自家製の太め手もみ麺。鶏、豚の動物系に乾物や煮干しを合わせたダブルスープでとても芳醇。ここに手もみ麺が非常によく合う。
この後、黒毛和牛の乗ったご飯、デザートが出てくる。
ラーメン店の数々の壁を自分なりに捉えて答えを出したお店。美味しく楽しくて、満足感も抜群。まさにここでしか体験できない空間。ラーメンだけを冷静に見てもかなりのクオリティだ。
第1位:ワンタンメンの満月 三鷹店(三鷹)
「日本ご当地ラーメン総選挙」で酒田ラーメンが日本一に輝く。都内で酒田のワンタンメンが食べられる貴重なお店。
「煮たまご入りワンタンメン」を注文。具はチャーシュー、ワンタン、メンマ、ネギ、味玉。麺は中太ストレート。
煮干の旨味がしっかりの清湯スープにまろやかな醤油ダレを合わせる。本当に美味しい。噛みごたえのあるチャーシューに、極薄ふわとろのワンタンも最高。
ここまでの汗と涙と歴史が物語る日本一、本当におめでとうございます!
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