96年の歴史を誇る東京の老舗レストランの新宿中村屋。インドカレーが看板メニューの新宿中村屋では、2001年にインドカリーのレトルト、そして2年後には麻婆豆腐の素を発売。
麻婆豆腐の素の発売から20周年となる今年2023年、新宿中村屋が食の都大阪でさらなる認知拡大の目的として、同社で販売中のレトルト食品がその場で食べられるスパイス料理レストランを期間限定で出店。
しかも料金は驚きの0円、4日間の限定出店となるので見逃しは厳禁!
そもそも新宿中村屋とは?
今回、レトルトスパイス料理の大胆なプロモーションを仕掛ける新宿中村屋、本社とレストランのある東京の人にはインドカリーや中華料理、ほかにはクリームパン発祥やお菓子のお店として有名なお店ですね。
ちなみに新宿中村屋とインドカリーの歴史は想像以上に遥かに濃厚。大正期にインド独立のために戦っていた革命家のラス・ビハリ・ボースが日本に亡命してきた際に、新宿中村屋の創業者である相馬愛蔵氏がボース氏を保護。
後に相馬氏の長女の俊子さんとボース氏が結婚。その生活の中でボース氏から教えてもらった本場仕込みのインドのカレーが新宿中村屋のインドカリーの誕生秘話という、かなりビックリなエピソードがあります。
現在では本格的なインドカレーも大好きな日本人ですが、昭和初期にあまりにも本格的だったインドカリーは抵抗も大きく、試行錯誤を繰り返し本場のカレーの良さを最大限に残しつつ、日本人の舌にも合うように改良されているのが現在の新宿中村屋のインドカリーのルーツとなっています。
※より詳しい中村屋とボース氏の歴史は下記の新宿中村屋の公式サイトをご覧ください
https://www.nakamuraya.co.jp/curry.html
新宿中村屋では2000年代初頭からレトルトの販売を開始
先ほど紹介したような本格すぎる背景を持つ新宿中村屋のインドカリーは2001年にレトルト化、商品をレトルト化する際にももちろん妥協はなし。
当時のレトルトといえば100円くらいが相場だった頃に、新宿中村屋では300円台という高級かつ本格的な価格で販売。結果として、そのクオリティの高さから現在では人気のレトルト商品となっています。
一方、新宿中村屋では昭和初期からレストランではカレーだけでなく、本場の中国料理人による本格中華料理を提供していました。それが昭和30年頃になると日本で四川料理を特に広く扱う風潮が広まり、新宿中村屋でも料理人が本場の四川省へ足を運び調理法を学習。昭和46年から麻婆豆腐の提供を開始しています。
そこから年月を経てインドカリーの後を追う事2年、2003年に麻婆豆腐の素のレトルト販売が開始され今年で20周年となります。
新宿中村屋では麻婆豆腐のレトルトもやはり本格仕様。インドカリーと麻婆豆腐という世界のスパイス料理が手軽に家庭で再現できるレトルトとして、関東を中心に人気の商品となっています。
関西での認知度向上のための「無料スパイス料理レストラン」キャンペーン
このように本場仕込みのスパイスを贅沢に使用した新宿中村屋の本格的レトルト食品ですが、本社が東京ということもあって関西での知名度はまだまだ伸びしろのある状態、そこで今回の「無料スパイス料理レストラン」開催となりました。
イベント会場となるのは大阪梅田にあるハロルドカフェ。こちらに来場すると、まずWEBアンケートに答えて、その後、その場でのレトルト食品の試食となります。
何事にも本格仕様にこだわる新宿中村屋、もちろん試食といってもお椀に少量のレトルトというわけではありません。スパイス料理ということでインドカリーと麻婆豆腐のどちらもご飯に掛かった状態での試食となっているので、食の細い人であれば十分に1食分ある状態での提供となっています。
実際に味わって新宿中村屋のクオリティを実感
こちらが今回実際に提供されるレトルトのスパイス料理、もちろん試食させていただきました。
まずはインドカレーからいただきます。一口食べるとかなり強い香辛料の存在感があり、かなり辛めでなおかつレトルトとは思えないくらいのスパイシーなテイスト。ゴロっと贅沢に大きくカットされ煮込まれた牛肉も口に入れるとホロっとほどけるように崩れ、96年の歴史のあるインドカリーの懐の深さを実感しました。
また麻婆豆腐の方も一般的なライトな麻婆豆腐のレトルトとは明らかに違う深みのあるコクと中華スパイスのシビ辛の風味。豆腐を買ってくれば家庭でこれが再現できるかと思うと驚きのクオリティです。
【イベント情報】
開催期間
2023年10月18日(水)~2023年10月23日(土)
場所
ハロルドカフェ
大阪府大阪市北区中崎西2-4-20 チェルシーマーケット内
営業時間
11:00~15:00(L.O.14:30)
16:00~19:00(L.O.18:30)
公式サイト
https://www.nakamuraya.co.jp/campaign/2023/0002/
※開催情報は変更になる可能性がございます。公式情報を事前にお確かめの上、お出かけください。
まとめ
今回お店の人にお話しを聞かせてもらうと「実際に食べてもらえれば、商品の確かさが分かってもらえるので無料での提供でも大丈夫」と強気な姿勢でしたが、実際に味わってみると、その強気プロモーションにも納得の美味しさでした。
これが無料で食べられるということはつまり、行かないと損をするということになります。会期は10月の18日(水)~21日(土)の4日間と期間はわずかとなっています。大阪にお住いの方、今週末のお出かけ先はハロルドカフェで決まりです!