経営が厳しく廃業危機にあった喫茶店を救ったハッシュタグとは / スタッフ「本当に運命に感謝です」

2020年当時、経営が厳しく、廃業という言葉も頭に浮かぶ状況だったという純喫茶『珈琲王城』(東京都台東区上野6-8-15)のスタッフ。しかし、2023年9月現在も営業を続けることができている。それは、スタッフが思いついた、ひとつのハッシュタグのおかげかもしれない。

敷居が高そうというご意見がありましたが……

約3年前『珈琲王城』は、公式X(旧Twitter)に「敷居が高そうというご意見がありましたが、当店はそんなことは全くございません!! むしろ おひとりで お越しになられる お客様の方が多いくらい」とツイートしました。このころ、経営がかなり厳しかったそうです。

そして2023年9月21日、新たなツイートをしました。

<珈琲王城Xツイート>

「写真は今から約3年前にポストした投稿です。この頃は本当に経営が厳しく、「廃業」という文字が常に脳裏に浮かんでいました。色々と悩んだ結果、恥も外聞も捨ててTwitterで現状を訴えたところ、多くの みなさまから温かいお言葉を頂戴しましたが、その中に「純喫茶は常連さんや従業員の目が気になって独りで行くには敷居が高い」というご意見がありました。そこで、「まず我々がしなければならないことは、純喫茶の敷居を低くすることだ!」と、色々と試行錯誤して生まれたハッシュタグが、#おひとりさま大歓迎 でした。そして、今、乃木坂46さまの企画で当店は「おひとりさま天国公認店」の称号をいただきましたが、その瞬間、当時の辛かったこと嬉しかったことなど様々な感情が一瞬によみがえりました。生半可な気持ちで おひとりさま大歓迎 を謳ってないので、おそらく、他のどの公認店さまよりも、一番喜んだのではないかと思います。(負けません!笑)まあ、それはともかく・・・ でも、本当に運命に感謝です」


ハッシュタグ #おひとりさま大歓迎

経営が苦しいなか、『珈琲王城』のスタッフは「まず我々がしなければならないことは、純喫茶の敷居を低くすることだ!」ということに気がついたという。そして「色々と試行錯誤して生まれたハッシュタグが、#おひとりさま大歓迎 でした」と語る。

凄まじくおいしそう!

事実、客の立場で考えると、店の雰囲気やジャンルによっては、一人だと入りにくい、一人だと歓迎されないかも、一人だと迷惑なのでは? ……などなど、いろいろと頭の中に不安がよぎることはあります。しかしお店のほうから「#おひとりさま大歓迎」と示してくれるのは、まさに嬉しい展開。#おひとりさま大歓迎 ステキなハッシュタグですし、ステキな言葉です。

お客さんの心を理解したからこそ、そしてなによりベースとして『珈琲王城』の雰囲気やグルメがステキだからこそ、いまの人気を得ているのかもしれません。実際この写真のパフェ、凄まじくおいしそうです! 今後も癒やしとおいしさでお客さんを楽しませてほしいですね。



※記事画像は珈琲王城Xツイートより

酸素と砂糖水と樹液が大好物 https://twitter.com/kudo_pon

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