日本では試験といえば紙を使っていますが、世界的に見るとCBT(Computer Based Testing、コンピューターテスト)が普及しています。今まではテスト専用の端末で受験をしていましたが、『ExamSoft』が『iPad』を使った試験アプリを開発しました。
iPadで試験ではカンニングし邦題?
iPadで試験というと、ブラウザでネットにアクセスしたり、チャットアプリで相談しあったりできそうです。 しかし、この試験ソフトには
・インターネットへのアクセスをブロック
・ネットワークへのアクセスのブロック
を行う機能が付いています。このため、いかなるカンニング行為もできなくなります。
Wi-Fiや3Gをブロックするとあるが、辞書などローカルで動くアプリケーションでカンニング行為はできそうです。これだけでは不十分な感じがしますが、同様に動作するPC版は既に運用されているので、アメリカでは特に問題になっていないのだと思われます。
どのような流れで試験が行われるのか
まず、教師が試験問題を作り、ポータルにアップロードします。
生徒はアプリケーション経由で、試験問題をダウンロードします。
試験を開始すると、端末の無線LANや3GモジュールなどがOFFになり、外部との通信ができなくなります。
試験が終了すると、ポータルに結果がアップロードされ集計されます。
情報端末を使った試験の流れです。試験問題はクラウドベースのポータルにアップロードされており、生徒はそれをダウンロードして試験を行います。 試験中はWi-Fiや3Gネットワークなどが遮断されます。
日本も情報先進国なはずですが、試験環境がここまでコンピュータ化されている話は聞いたことがありません。技術の実用的な応用の分野では遅れているのではと感じます。
PC版は既にリリースされています。iPad版は年度末までにリリース予定です。
Flexible Exam Delivery | iPad
http://learn.examsoft.com/news/offline-testing-for-iPad
写真はExamSoftのWebサイトからです