高知県土佐市の施設『南風』を追い出されそうだったカフェ→ 退去決定 / NPO離脱で「まともな話もできない」

高知県土佐市の新居地区観光交流施設『南風』(まぜ)にて、カフェレストラン『ニールマーレ』を運営しているオーナーと店長が「地域の有力者からの圧力でカフェを追い出されそうになっている」とインターネット上で訴え、注目を集めている件で、新たな展開があった。

カフェに関して土佐市職員を含め協議→NPO団体が協議から離脱

カフェ側と、施設を管理に関わっているNPO団体側で考えが食い違っているだけでなく、カフェ側はNPO関係者からセクハラ、パワハラ、捏造、偽造があったとネット上で訴え、物議を醸していた。カフェ運営継続に関して土佐市職員を含めて協議を続けていたが、途中からいNPO団体が協議から離脱。話し合いが続けられない状態になっていたようである。

<崖っぷちカフェ店長さんのXツイート>

「拡散お願いします 田舎はどこもこうなんですか? 地域おこし協力隊として東京から高知に移住したのに、地元の有力者に従わなかったら出ていけと言われました。市役所も言う通りにしろと言います。「Twitterで発信します」と言ったら「たかがSNSや」と鼻で笑われました。現状を知ってください」




最終的に「カフェ退去」という結果

心ない人たちから酷い言葉で誹謗中傷をされるトラブルがありながらも、カフェ運営の継続を目指していたようだが、最終的に「カフェ退去」という結果となりそうだ。

<ニールマーレのインスタグラムコメント>

「すでに高知新聞の記事をご覧なられた方もいらっしゃることか思いますが、現在ニールマーレは、南風から退去する準備を進めております。存続に向けて、これまで多くの方々にご支援とご声援をいただいてきましたが、それも叶わず、閉店することとなりましたことは、大変残念に思います。退去につきましては、この問題があまりにも大きな騒動になったことにより、ニールマーレの存続を目指すことがさらなる混乱を招き、遺恨を残すのではないかという思いから、三者協議に臨む以前から検討してきたことではありました。では、私たちにとって何のための協議であったのかといいますと、もはや退去、存続を争うことよりも、このような事態に陥ったことの私自身の至らなかった点の反省はもちろんのこと、指定管理者としてNPOがその責務をきちんと果たしていたのかどうか、そして、ニールマーレのこれまでの7年間が、市と交わした約束に基づいた上のものであったことを確認し、それらすべてを三者で認め、その合意を持って解決とし、今後の南風を新たにしてもらいたい、というものでした。ニールマーレは地元の若い世代が中心となり、時間とエネルギーを注ぎ一生懸命作り上げてきてくれた場所であり、それは地域おこしから始まったニールマーレというお店にとってとても重要なことでした。そんな彼らが守ろうとした場所がなくなってしまうのならせめて、今後の南風にも、これからの土佐市や高知県を担っていく世代もやり甲斐を持ってもらえるような、そんな場所を作ってもらいたい、というのは、スタッフ当人たちの強い要望でもあり特に伝えたかったことでした。しかし、残念ながらNPOは協議を離脱し、これまで同様まともな話もできない状態にあります。この状態が今後どのように進んでいくかは不透明な状況下にありますが、私たちも次に進まないといけません。営業の道を絶たれて久しく、今は皆が離ればなれとなってしまいましたが、ひとまずここに、「Café Niil Mare」の閉業をお知らせする共に、これまでニールマーレを支えてくださった皆様に感謝の意をお伝えしたいと思います。正式なご挨拶はまた後日改めさせていただきます。皆様、7年間本当にありがとうございました。Café Niil Mare」

退去は客としても残念なのでは

インターネット上のニールマーレの評判を調べてみると、居心地やフードに対して高評価の声を複数確認することができた。このような展開で退去することになるのは、経営関係者だけでなく、客としても残念なのではないだろうか。

どこに問題があったのか

今回の問題、カフェ、NPO団体関係者、土佐市、どこに問題があったのか。それぞれに問題があったのか。その点に関して、不明な点が多いままだ。


※記事画像は崖っぷちカフェ店長の公式Xツイートより

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