週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画『ろくでなしBLUES』や『ROOKIES』、そして『べしゃり暮らし』などの作者として知られている漫画家・森田まさのり先生(56歳)が注目を集めている。
森田まさのり先生がNGだと思ったシーンを公開
森田まさのり先生は、いままで自身が描いてきた漫画のワンシーンをX(旧Twitter)にて公開。「なかったことにしたい」と題して、自身がNGだと思ったシーンを公開しているのだ。
たとえば『ろくでなしBLUES』のワンシーン。主人公の太尊が猛烈なパンチを繰り出し、相手の顔面にブチ当てているシーン。パンチが強烈すぎて相手が空中回転しているのだが、その動きが力の法則的におかしい……!?
<森田まさのり先生のXツイート>
「」
なかったことにしたい。その25
どういう軌道描いてんねん。
絶対そうはならんやろ。 pic.twitter.com/i7ket7781k— 森田まさのり (@HITMANmorita) August 25, 2023
ここめちゃくちゃインパクトありました!太尊のパンチだからこうなるのかという感じで、僕はおかしくは感じませんでした。
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) August 25, 2023
特に残像の方向がおかしい。想像だけでは無理がありますね。
今度からはアシくん同士でやってみせてもらいます。— 森田まさのり (@HITMANmorita) August 25, 2023
これ実際はどうなるんでしたっけ?
本当の事を知ってる人だけ教えてください。 https://t.co/9mwrOfFjqo
— 森田まさのり (@HITMANmorita) August 26, 2023
漫画っぽく何回転してもいいけど、最後そっち向きに顔面から落ちるのがありえない。 https://t.co/9mwrOfFjqo
— 森田まさのり (@HITMANmorita) August 26, 2023
自分で自分のダメだったところを指摘
自分で描いたものの、いま思えばNGだと感じたシーン。「なかったことにしたい」のであれば、わざわざ公開する必要はないかもしれない。しかし、森田まさのり先生はプロとして、過去の自分のなかったことにしたい絵を公開。自分で自分のダメだったところを指摘しているのである。あまりにも寛大。あまりにも神な行為。
森田まさのり先生の天才っぷりに感動
森田まさのり先生にとっては「なかったことにしたい」シーンかもしれないが、ファンにとって過去のシーンを作者の解説付きで読めるのはご褒美。改めて森田まさのり先生の天才っぷりに感動するばかりである。
なかったことにしたい。その20
最終回へ向けて、色々考えた挙げ句やってしまった禁じ手。
やはり作品の世界観にはそぐわないし、他のやり方はないものか…、いやいやこれでこそあの終幕の展開を迎えられる…などと描いてる最中も悩んでました。
今思えばやっぱり…なかったな…。 pic.twitter.com/o8NnoPvUq2— 森田まさのり (@HITMANmorita) August 20, 2023
でも最終回後に一巻分の完結編が描けて本当によかった。
あれで記憶喪失展開が救われました。
やっぱり僕の一番のお気に入りの作品に変わりません。 https://t.co/6RQG6iiC0W— 森田まさのり (@HITMANmorita) August 20, 2023
※記事画像は森田まさのり先生の公式Xツイートより