自民党枚方市支部支部長・出来成元氏が、自民党大阪刷新本部本部長・茂木敏充氏に対し、自民党参議院議員女性局長・松川るい氏の更迭を申し入れたことが判明した。
仕事より観光や豪華なフランス料理を堪能していた？
事の顛末はこうだ。2023年7月下旬、自民党の松川るい氏や今井絵理子氏ら複数の関係者がフランスへと外遊した。SNSに優雅に観光している画像が投稿されたことから、自民党の活動として現地交流、研修、勉強などはほとんどせず、観光や豪華なフランス料理を堪能していたのではないかとの疑惑が浮上。
税金で渡航しておきながら観光旅行だった疑惑
さらに、この外遊が自腹ではなく税金から支払われているとの指摘が世間から出て、松川るい氏や今井絵理子氏らは「費用は党費と各参加者の自腹で捻出しています」「党の活動ですから党からの支出と、参加者の相応の自己負担によって賄われています」などと弁明したものの、炎上はやまなかった。
ひろゆきさんが指摘「フランス研修が自腹というのは明確にデマ」
この件に関してインターネット掲示板『2ちゃんねる』創設者の西村博之さん(通称ひろゆきさん)は「フランス研修が自腹というのは明確にデマです」と鋭く指摘している。
そんななか、自民党枚方市支部支部長・出来成元氏が自民党大阪刷新本部本部長・茂木敏充氏に以下のような申し入れをし、注目を集めている。
＜自民党枚方市支部支部長・出来成元氏の申入文＞
「謹啓 この度の大阪府連再生にご尽力いただき有難うございます。8月2日の大阪府連全体会議において、大阪再生のための衆議院新選挙区支部長のご報告をいただきましたが、折角の本部長のご努力を嘲笑うかのような7月27日の松川るい参議院議員のフランス投稿には呆れるところです。その後支部に4件の抗議電話がありました。大阪府連の関係者にも同じような抗議の電話があったと聞いているところです。大阪府連の執行部のこの様な軽率な行為の積み重ねが、今日の大阪府連の結果となっていると推測します。これらの件を踏まえ、8月5日支部定例役員会において、松川るい参議院議員の選挙区支部長の更迭を求めることが大阪の再生に繋がるものと決しましたので、お取り計らい頂けますよう宜しくお願い致します。謹白」
自民党枚方市支部はかなりご立腹のようす
自民党枚方市支部が自民党大阪刷新本部に自民党・松川るい氏の更迭を申し入れするという異例ともいえる展開。自民党枚方市支部はかなりご立腹のようで、自民党枚方市支部の公式サイトに松川るい氏らがパリのエッフェル塔で変なポーズをとって記念撮影をしている写真も掲載。事実上の「晒し」である。
税金で観光旅行をしたと思われても仕方がない
海外への外遊は大切な業務のひとつだろう。現地で学べることがあれば、それを持ち帰り、日本での政治活動に生かせるかもしれない。そう考えれば、税金での渡航に理解を示す日本国民は多いと思われる。
しかし、業務はほどほどに、観光のほうがメインともいえるスケジュールだったとすれば、税金で観光旅行をしたと思われても仕方がないし、そんな税金の使われ方を受け入れられる国民は少ないだろう。今回の件、皆さんはどうお思いだろうか。
※記事画像は自民党枚方市支部公式サイトより
