さてさて・・・
ブラジルW杯の出場をかけまして、
いよいよ正念場を迎えるサッカー日本代表なのですが、
その正念場にのぞむ選手たちの発表の場で、
こんなトンチンカンな質問があったようで・・・
記者
野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が
日本でも話題になっているが、サッカー文化が根強い
イタリアの監督としてこの状況をどう見ているか?
ザッケローニ監督
日本のスポーツ文化についてだが、
2年前に就任してから言っているのは、私自身、
スポーツ以外の日本の文化全体を受け止めながら、
自分のサッカー観を持ち続けたいということ。
日本のスポーツ文化は
尊重していきたいということは言ってきたし、
実際に尊重している。
野球がこれだけ根強い人気があるのは
素晴らしいことだと思う。
当然、野球のほうが歴史は長いわけで、
大衆の興味をひくのも理解しているが、
それに対しては素晴らしいの一言だと思う。
サッカーも野球に取って代わる存在というよりも、
野球があってサッカーも同じように
日本のスポーツ文化として一緒に
成長していければ良いと思っている。
全文
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/japan/2013/columndtl/201303140004-spnavi?page=2
う~む・・・
タイトルの通りですけど、
さすがにザッケローニ監督はよく分かってらっしゃる。
正に厳しい世界を生き抜いてきた本物のプロの監督ならでは、ですね。
もしも自分がザック監督の立場だったら、
ただでさえW杯出場がかかった大事な大事な一戦を前に、
しかも主力である本田選手、長友選手を呼べず、
イライラ、ピリピリしていてとてもそれどころではなく
『んなことオレが知るかッ!!!!』
・・・と、思わず声を荒げてしまったり、
ロコツにムッとした表情で記者の質問を完全無視してしまったり、
あるいは仮にその質問に応じたとしても
『それって今回の選出に関して、
何か関係のあることでしょうか?』
・・・みたいに、つとめて無表情に、
極めて事務的に逆質問してしまうかも知れません。
しかし、この記者の質問の意図は何だったのでしょう・・・
百歩譲って、
『WBCイタリア代表についてどう思うか?』
『母国イタリアでは話題になっているか?』
・・・ならばまだ話は分かるような気はしますが。
単純に日本は野球の国ですから、
『当然サッカーの代表監督だって興味あるでしょ?』
・・・という前提による確認的な意図なのか、
それとも、この日記内でも、
たま~に書かせて頂いておりますが海外の反応・・・
イタリア人であるザッケローニ監督から見た
WBC日本代表への反応
それが知りたかっただけなのか、よく分かりませんな・・・
それによって翌日の新聞で、
ザックも興味津々!
ガンバレWBC侍ジャパン!!
・・・みたいな紙面になったり、
それとは逆に素っ気ない対応されたら
ザックもライバル視?
WBC侍ジャパンに危機感を持つサムライブルー
・・・みたいな紙面にされたりして。
ただでさえ厳しいプレッシャーにさらされ、
そして選手の視察等、世界中飛び回る代表監督。
その上で、ピリピリとした状況の中に、
こんなトンチンカンな質問にも答えなきゃならないなんて、
やっぱり大変なお仕事だよなあ・・・と、改めて思った次第。
ヨルダン戦、ここで決めて頂きたいものですね。