B級フード研究家・野島慎一郎の美味しかったカップ麺 月間ベスト5(2023年6月)

カップ麺やスナック菓子、ファストフードなどのアレンジレシピを研究する“B級フード研究家”としても活動している、ノジーマこと野島慎一郎です。

いつもガジェット通信ではアレンジレシピを紹介する記事を中心に執筆していますが、普段から研究としてカップ麺をよく食べているので、1か月で食べたカップ麺のなかから個人的に美味しいと感じたカップ麺ベスト5をご紹介しています。

今回は2023年6月のランキングです。新旧問わずに美味しいと感じたものを選んだ個人的なランキングではありますが、皆さまのカップ麺選びの参考にしていただければ幸いです。

第5位:徳山製粉 金ちゃん製麺所 ぶっかけビビンうどん

5位は沖縄など一部地域で売られているカップ麺「金ちゃんヌードル」のメーカー、徳山製粉の製造する生タイプカップうどん「金ちゃん製麺所 ぶっかけビビンうどん」を選びました。

日清食品の「ごんぶと」が終売となり、生タイプのカップうどんは絶滅危惧種となっていましたが、このシリーズは100円ショップなどで割と見かけることができます。今回はベイシアというスーパーで100円以下で購入。安い!

もうすでに茹でられているうどんを熱湯でほぐすような作り方になるので、麺はコシとは無縁なほどに柔らか。でも年齢を重ねたせいなのか、こういううどんもありだなと思えるようになってきたんですよね。優しい食感がいい感じ。

でもこの「ぶっかけビビンうどん」は麺の食感とは対象的に味が強烈。フルーティーな甘さと暴力的な辛さが共存し、味自体が濃いめ。そこにニンニクもガツンときいているし、唐辛子のチップも大量に入ってたりします。勢いよくすすると激しくむせるし、食後は完全にニンニクの呼吸。このギャップがたまらなくジャンクで最高でした。

好みは絶対に分かれるだろうし、どちらかというと刺さる人のほうが少ないかもしれないけど、個人的には大好き。安いからハズレてもダメージが少ないし、気になる方はぜひ食べてみてほしい!

第4位:日清食品 AFURI 柚子塩らーめん

4位には日清食品「AFURI 柚子塩らーめん」を選びました。もはやカップヌードルやどん兵衛などと同じく殿堂入り扱いでもいいような、毎年発売されてきた超人気カップラーメンなんですが、今年は割と大規模なリニューアルが行われました。

バケツ型のカップからどんぶり型のカップに。そしてフライ麺から全粒粉入りのノンフライ麺に。伴って値段も高くなりましたが、特に麺は事件レベルの大きなリニューアルかもしれません。より繊細な麺になりました。

とはいえ、店舗で食べるAFURIに近づいたかといえばそんな印象はあまり受けず、あくまでもカップラーメンならではの美味しさを追求してそうなところが個人的には好印象。透明感が高くさっぱりしていながらも旨味たっぷりのスープは、あっさり塩系カップラーメンの最高峰と言っても過言じゃないと思います。

ただやっぱり100円近くの値上げは大きいですし、以前のほうが好きだったという人がいてもおかしくありません。個人的には今回のリニューアルには拍手喝采といったところですが、みなさんはどうでしょうか!?

第3位:サンヨー食品 サッポロ一番 海鮮風まぜそば

3位に選んだのはサンヨー食品「サッポロ一番 海鮮風まぜそば」。スープはかろうじてサッポロ一番塩らーめんらしさを感じられますが、麺は超極太の刀削麺風。「うまいけど、サッポロ一番とは……??」と思ってしまったことは内緒だ。

しかしこれがサッポロ一番だろうが、そうじゃなかろうが、実際にはどうでもいい話。とにもかくにも刀削麺風の極太フライ麺がうまかった。ただ太いだけでなく、食感は超もっちり。強めに縮れているし、太さも麺幅も不規則で手打ち感がすごい。素晴らしい麺!

サッポロ一番塩らーめんっぽさの残る塩スープは魚介の旨味がたっぷりなうえ、粘性が高め。ゆえに麺にどっぷりと付着。かやくは少なめだけど、それもまたスナック感を加速させていていい感じ。販売価格が安いのもいい(イオンで150円くらいで購入)。ジャンクさ満点の一杯です!

第2位:ニュータッチ 名代富士そば 冷したぬきそば

2位にはニュータッチから発売された名代富士そばの冷やしカップ麺「名代富士そば 冷したぬきそば」を選びました。

これは期待に期待を重ねて食べた結果、その高まった期待を余裕で飛び越えるくらいにはウマかった。別途レポートも書かせていただきましたが、本当にありがとうと感謝したくなる一杯。最高の冷やしカップそば!

まるで茹でたて生麺のような食感&風味の蕎麦に、関東民以外の口にも合うように調整されたであろうつゆのウマさ。ザクザク食感だけでなく紅生姜感でもアクセントを与えてくれる天かす。何もかもが完璧!

ただし作るのには手間がかかりますし、本当に美味しく食べるには丁寧な調理が必要。冷水がちゃんと冷えてないとすべてが台無しになるし、熱湯もぬるいと麺が硬くなりすぎちゃう。かなりデリケートなカップ麺です。もはやお湯を注いで3分で食べられるカップラーメンとは別ジャンルの食べ物。

でもそのくらいの手間をかける価値は間違いなくある。料理を作るくらいのつもりで真摯に向き合って作るべし!

第1位:ニュータッチ 凄麺 夏の辛味噌ねぎラーメン

2023年6月の1位にはニュータッチの「凄麺 夏の辛味噌ねぎラーメン」を選びました。相変わらず安定感抜群の凄麺シリーズ。今作も素晴らしかった……!

ベースとなるのは合わせ味噌の濃厚まろやかなコク深いスープ。そこに辛ダレを加えるのですが、これがめちゃくちゃ強烈な存在感でした。辛さは猛烈、ニンニクは爆裂。夏バテをパワープレイで解消させてくるスパルタラーメンです。

だけどそのまろやかさと刺激のパワーバランスは完璧。まるで茹でたてのようにもっちり食感のノンフライ麺は貫禄のクオリティ!

さらにフリーズドライブロックで入っているネギは1本が長く、存在感抜群。ネギをモサモサ食べている気分になれるカップラーメンなんてなかなかありません。ネギ好きにはたまらないですよ。

そして凄麺シリーズはコスパの良さも素晴らしいんですよね。こちらはイオンで200円台前半で購入できました。この満足度で、200円台前半……!! 値上げ値上げのご時世で、200円代前半!!

文句などあろうはずがありません。この夏最高のカップラーメンをありがとうございました!

総評

以上が2023年6月の美味しかったカップ麺ベスト5でした。コンビニで新発売された名店コラボのカップ麺にも優秀なものがたくさんあったのですが、順位をつけてみるとランクインしたのはAFURIくらい。必ずしも有名店こそ至高とならないのがカップ麺の面白いところだなあと思います。

次回は8月上旬頃に2023年7月のランキングを発表予定です。どうぞお楽しみに!

動画でも解説しています。こちらもよろしくお願いします!
https://youtu.be/7ilKkR-3FqY [リンク]

ノジーマ

B級フード研究家。漫画を描いたりライターをしたり。変な料理をいろいろ考えます。週刊プレイボーイで『野島慎一郎の激ウマ!!バカレシピ研究所』連載中。最近は撮影をしていると猫が寄ってくるので、そのまま記事でも使っています。 ★レシピ本発売中!★世界一美味しい「どん二郎」の作り方 誰も思いつかなかった激ウマ!B級フードレシピ http://amzn.asia/8N2jTuz

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