実在の家電を漫画に描いたら怒る?→シャープ「安心して描いて」→ ゲームクリエイターが賛同「実物を描き始める世界が来て欲しい」

漫画家の皆さん、イラストレーターの皆さん、または趣味で描いている皆さんは、自身の絵のなかに実在する家電を登場させたことがあるだろうか。

いろいろと問題が起きそう?

実在する家電を絵として描くとメーカーから怒られそう。いろいろと問題が起きそう。そう考え、実在する家電は描かない、描いたとしても一部分をオリジナルにしている、そんな作家さんもいるかもしれない。

シャープは漫画やイラストに描いたとしても怒られない?

しかし、少なくともシャープの家電に関しては、漫画やイラストに描いたとしても怒られないようだ。シャープの公式Twitterの中の人が自論をツイートし、注目を集めている。また、そんなシャープの中の人の考えに賛同しているのが、ゲームクリエイターのヨコオタロウさんだ。

<シャープ公式のTwitterコメント>

「よく実在の家電をマンガやイラストに描き込んだら、そのメーカーから怒られるんじゃないかと心配される方がいますが、少なくともシャープはそういうことをしないので安心して描いてください。仮に社内で怒る人がいても、私が代わりに怒られるのでだいじょうぶです」

「ひとりでも多く、どうにかして自社製品を知ってもらいたいと願うのが企業であり、広告の仕事ですから、描かれて怒る、ということは原則ありえません。もちろん爆発するとか、むやみに壊れるとか、その製品の存在を毀損する場合はちょっと別ですけど」


<ヨコオタロウ氏のTwitterコメント>

「皆さんこうなっていただきたい」「というか、実物とは微妙に違う絵や名称を「逆に失礼だよ。本物描いてよ」と訴える企業が出てきた結果、みんな(オリジナルを考えるのも大変だから)実物を描き始める世界……が来て欲しい」


いろいろなメリットがありそう

実在する家電を描くことにより、作品にリアリティが出る、実在するから描きやすい、ほかにもいろいろなメリットがありそう。シャープの中の人がみずから「シャープはそういうことをしないので安心して描いて」と言ってくれるのは心強いかもしれない。

製品の存在を毀損する場合はちょっと別

ただしシャープの中の人が「もちろん爆発するとか、むやみに壊れるとか、その製品の存在を毀損する場合はちょっと別」と言っているように、迷惑をかける可能性がある場合は別。

企業、広告、そして製品。その本質を考え、方向性と可能性を示したシャープの中の人に敬意を表したい。




※冒頭イメージ画像フリー素材サイト『写真AC』より

酸素と砂糖水と樹液が大好物 https://twitter.com/kudo_pon

Twitter: kudo_pon