スクウェア・エニックスの人気ゲームシリーズ最新作『ファイナルファンタジーXVI』(FF16)の体験版が配信され、かなり高い評価を得ています。グラフィック、ストーリー、ゲーム性、すべてにおいて多くの人たちが良いと感じているようです。これは製品版も期待できます。
FF16体験版プレイ中に電源が落ちる?
そんなFF16体験版ですが、一部の人たちから「FF16体験版プレイ中にPS5の電源が落ちた」「電源が落ちたらサイド電源が入らなくなった」との声が上がっています。そしてその原因は「PS5が高温になりすぎたため」との説が浮上。あくまで確証のない噂レベルですが……。
PS5の温度が何度になるのか調べてみた
でも本当にFF16体験版のプレイによってPS5が高温になり、電源が落ちるのでしょうか。そこで今回、実際にPS5でFF16体験版をプレイし、PS5の温度が何度になるのか、簡易的な検証ですが調べてみました。また、FF16体験版以外のゲームとも結果を比較してみました。
<今回の検証の条件>
PS5本体はCFI-1200A01を使用
FF16体験版を約30分間プレイ
PS5の排気口あたりの温度を調べる
室内エアコンの設定温度は22度
FF16体験版とASTRO’s PLAYROOMと比較
温度検証にサーモグラフィカメラFLIRを使用
FF16体験版プレイ時の温度
室内のエアコン設定温度22度、FF16体験版のプレイを開始して約30分後、PS5の排気口あたりの最高温度は54.3度でした。
ASTRO’s PLAYROOMプレイ時の温度
室内のエアコン設定温度22度、ASTRO’s PLAYROOMのプレイを開始して約30分後、PS5の排気口あたりの最高温度は44.5度でした。
<結果>
FF16体験版: 54.3度
ASTRO’s PLAYROOM: 44.5度
FF16体験版のほうが高温
FF16体験版では54.3度、ASTRO’s PLAYROOMプレイ時は44.5度、その差は約10度で、FF16体験版のほうが高温となりました。
思ったよりも低温だったFF16体験版
より多くの描画を必要とするFF16体験版のほうが高温になるのは当然の結果だといえます。この10度の差を大きいと思うか、小さいと思うか? 筆者としては「思ったよりも低温だった」というのが感想です。ASTRO’s PLAYROOMと約10度しか差がないのも驚きでした。皆さんはどう思いますか?