あくまで一部のホテルだと思われるが、日本のホテルで南京虫、別名トコジラミが大量に発生しているらしく、Twitterで虫に刺された被害者らが注意喚起をしている。
無数に刺されたあとがある女性
ホテルや被害者の風評被害を防ぐためにツイートやホテル名はここで出さないが、ツイートされている画像のなかには、無数に刺されたあとがある女性の姿があるなど、見ていて不安になるものも。南京虫は吸血生物で、人間を刺して吸血した際に液を流し込み、激しいかゆみを生じさせる。
トコジラミは恐ろしいくらいの難駆除
この南京虫増殖に関して、ソフトウェアエンジニアの父さんは「日本で定着しつつあるというのはTweetで見てたけどどうやらマジっぽい」とツイート。九州大学の丸山宗利さんは「都市部のホテルにはかなり広がっているそうです」、昆虫館学芸員のピン・セイダイさんは「トコジラミは恐ろしいくらいの難駆除」とツイートしている。
地球15周分ほどの世界旅行をしたというフォトグラファーのあおいさんは南京虫に刺された経験があるようで、「荷物はツルツルな場所に置く」「ベッドの四隅をチェック」と予防策をツイートして注意喚起している。
マジか…Bed bugことトコジラミ(南京虫)が日本で定着しつつあるというのはTweetで見てたけどどうやらマジっぽい。厳しい…
米国では部屋を借りるときにBed bugがいないことを大家が担保する儀式があるぐらいツライやつなんですよ。早めに鎮圧しないと米国みたいなことになる。— 父 (@fushiroyama) May 6, 2023
殺虫剤の効かないトコジラミ(スーパートコジラミ)は都市部のホテルにはかなり広がっているそうです。夜の間に荷物に入り込み、それを自宅に持ち込んでしまうと大変なことに。可能性ありそうな宿泊施設の場合、床には私物を置かず、風呂場に着替えや荷物を置くのがコツだそうです。 https://t.co/QR5jvG6wlg
— 丸山宗利 Maruyama🍥 (@dantyutei) May 4, 2023
トコジラミは恐ろしいくらいの難駆除で、個人宅で定着させてしまったら手に負えない。そして、既に宿泊施設では思っている以上に蔓延が進んでいる予感しかしない。ので、宿に泊まるときは荷物を置く前に居ないかどうかを必ずチェックするようにしている。
— ピン・セイダイ Nagashima, Seidai (@calisius) May 3, 2023
寄生虫の研究をするようになってから、出張先の宿でのトコジラミ(南京虫)にはかなり気をつけている。部屋に着いたらまず布団、枕などをめくり、壁の隙間や家電の裏にライトを当てて本体や血糞のシミがないか確認している。それでも不安な時は電気をつけて寝る。荷物は直置きせずビニール袋に入れる。
— Ryota KAWANISHI & c(((((:}uonoe (@kawa_noe) May 4, 2023
今、日本で南京虫(トコジラミ)が発生してきているらしいので、1回噛まれてから気をつけている私なりの対策を。
・ベッドの四隅をチェック
(小さいシミがあったらいる可能性高い)
・荷物はツルツルな場所に置く
・こわかったら電気つけて寝る刺された時は1ヶ月痒かったし跡が凄いので気をつけて…
— あおい🇪🇬世界○周中 (@aoi_travelgraph) May 6, 2023
日本のホテルやネットカフェで南京虫(トコジラミ)が発生している件。海外ホテルやドミトリーだとシーツに血痕があるかどうかで判断できたけど、日本の一見キレイそうなホテルだとシーツもキレイだからわからない。シーツはがしてマットのすみずみを確認しないといけない。南京虫コワイ
— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) May 7, 2023
増殖した南京虫が旅行者を刺す
南京虫は東南アジアのバックパッカーが出入りするドミトリーなどで「刺された」「目視で確認できた」という報告が以前からあった。意図せず旅行者がどこかで衣類やバッグに南京虫を付着させてしまい、ドミトリーに持ち込む。そこから増殖し、多くの旅行者を刺すという流れだ。そんな南京虫が日本にも多数入ってきたのだろうか。
キレイそうな部屋でも南京虫が潜んでいる可能性アリ
南京虫の由来がどうであれ、ホテル利用者としては「刺されたくない!」というのが当然の心理。一見、キレイで虫がいない印象を受ける部屋でも南京虫が潜んでいる可能性があるため、布団の中はもちろん、ベッドの溝も目視でチェックしておきたい。
徹底して虫がいないか調べるCA
そんな南京虫の恐怖におびえる人が増えているなか、ひとつの動画が注目を集めている。「CAが教える!ホテルに入室したら、絶対チェックすべき8項目」と題された動画で、ベッドに潜む虫を見つける方法が解説されている。ベッドシーツをはがしてマットの隅をチェックするなど、徹底して虫がいないか調べるようだ。
※記事画像はフリー素材サイト『写真AC』より