ガソリンの値段がまた上昇している。米国など世界経済の回復期待による原油価格の高止まりや、為替の円安傾向が影響しているようだ。
さらに気になるのが、ガソリンスタンドの廃業だ。全国でガソリンスタンドが減っている。若者の車離れやエコカーの普及などでガソリンの需要が減ったことや、熾烈な価格競争によって半数は赤字経営だったといわれる。
それに拍車をかけたのが、2011年施行の改正消防法。(猶予期限が今年1月末だった) 埋設から40年以上の地下タンクには、流出防止のための改修が義務づけられたのだ。1本あたり200万円ほどかかる(普通の規模のガソリンスタンドには3~4本ある) という改修費用は負担が大きく、3分の2の補助を考えても資金回収の目処が立たないと廃業を選ぶ経営者が多い。
ガソリンスタンドの廃業は経営者もさることながら、周辺の住民への影響も大きい。特に、過疎地などで車を持たない人への灯油の供給が問題になっている。 暖房や風呂の燃料としてかかせない灯油だけに生活への影響も深刻である。対策として、住民が自分たちで会社をつくりガソリンスタンドを経営している所もある。
また、ガソリンスタンドがなくなって困る所では、その他の生活に必要な施設(日用品を買うような場所)もないことが多く、ガソリンスタンドに日用品の店を併設しているところもあり、国もそうした対策を支援している。
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参考HP NHKクロ-ズアップ現代:ガソリンスタンドが消える