天文ファンの期待を集める明るい大彗星すいせいの一つ「パンスターズ彗星」が、太陽に最接近する3月10日ごろから観測の好機を迎える。各地の天文台や科学館で観望会が開かれる予定で、どこまで明るくなるか注目される。
パンスターズ彗星は、2011年に米ハワイ州の望遠鏡で発見された新しい彗星。ちりなどが混ざった氷でできている。太陽の近くを通ると熱で解けだし、長い尾をひいて輝く。
3月10日には、日没後に西の空の低い位置に見えるが、空が明るいので観察しにくい。彗星はその後、徐々に暗くなるものの、日を追って高い位置になるので見やすくなる。国立天文台では、よく晴れた日に双眼鏡などで観察するよう勧めている。3月下旬からは、日の出前の東の空でも見える。(2013年3月3日 読売新聞)
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参考HP 国立天文台:パンスターズ彗星 四万十の空から:パンスターズ彗星