インターネット掲示板『2ちゃんねる』創設者として、そして数々の番組コメンテーターとして活躍している西村博之さん(以下ひろゆきさん)が、保育士の現状に関して言及し、注目を集めている。
保育士が少なすぎることで起きる驚きの実態
子どもや子育てに関する情報を発信している講談社メディア『コクリコ』。そこに掲載されている「子どもがスッと表情をなくし…保育士が少なすぎることで起きる驚きの実態」(執筆者: 髙崎順子さん)というタイトルの記事がある。
そのなかで、保育問題を取材し続けている記者の伊藤舞虹さんは、保育士の現状に関して以下のようにコメントしている。
<伊藤舞虹さんの記事内コメント / 一部引用>
「この調査では、給食の時間の10分間の様子を分析しています。その結果見えたのは、6人保育の場合だと、保育士から声を「かけられる子」と「かけられない子」の格差が、大きくなってしまうこと。声かけの内容も違いが出て、3人保育の場合は「おいしいね」など共感を示す関わりが多く見られた一方、6人保育の場合は食事を進めるための指導的な声かけ(食器の持ち方、食べ方)が中心になる傾向が見られました」
保育士1人子ども6人の場合は……
保育士1人子ども3人の場合、気持ちの共感という部分で子どもたちと関りを持てるケースが多いようだ。
しかし保育士1人子ども6人の場合、指導という意味での関りが中心になる傾向があったという。この記事に対してひろゆきさんは以下のようにTwitterで語っています。
<ひろゆきさんのTwitterコメント>
「人間を育てる余裕はなく食事・排泄の補助で手一杯」
保育士1人で一歳児3人保育の場合は「おいしいね」など共感を示す関わりが多く見られた。
保育士配置基準の1人で6人保育の場合は食事を進めるための指導的な声かけ(食器の持ち方、食べ方)が中心になる傾向が見られました。https://t.co/Qxouv6fXxR
人間を育てる余裕はなく食事・排泄の補助で手一杯— ひろゆき (@hirox246) April 21, 2023
指導的なかかわりが中心になってしまう
保育士1人がみる子どもの数が増えれば、増えただけ1人の子どもに接する時間は短くなるのは当然のこと。指導的なかかわりが中心になってしまうのは当然の流れと言えるかもしれない……。
献身的に働いてくださっている保育士さんに敬意
この保育問題、解決へと向かっていくのだろうか。そもそも、本気で解決しようとしている政治家や行政関係者はいるのだろうか。時間と体力と精神を削り、献身的に働いてくださっている保育士さんに敬意を表するとともに、報われる日が来ることを強く願いたい。
※記事画像はフリー素材サイト『写真AC』より