確かに味はあるのに口の中でなくなるユッケ?国産高級ユッケが家庭で手軽に楽しめるぞ!

  by 古川 智規  Tags :  

生食ができる精肉をオンライン販売で手軽に家庭で味わえるというので食べてみた。首都圏にて6ブランド計20店舗を展開する「うしごろグループ」が運営するオンラインストアで販売されている「うしごろ特製“極”和牛生ユッケ」がそれだ。専門店に足を運んで食べるものだったユッケが家庭で味わえる。

注文すると厳重に梱包されて冷凍で届くが、冷蔵庫で解凍することが推奨されているので、そのようにする。

中には小分けにされたユッケ4パックとしょうゆダレと塩ダレの2種類が入っている。

冷凍状態ではスーパーのひき肉と同じように見える。つまり赤身と脂身がいずれも白く固まっている感じだ。これを時間をかけて冷蔵庫で自然解凍する。

ちなみに生食に不安のある方も多いと思うが、検査報告書が添付されていて腸内細菌類を全般に調べた結果、陰性の照明がなされていたので安心して食べることができる。生産地は新衛生基準施行後に日本で初めて認定を受けた「山形ミートランド」。証明書にもその名が記されている。

自然解凍させたばかりの状態ではまだ冷蔵なので、冷凍とあまり変わらない見た目だ。これに特性のタレをかける。

そうすると室温で少し脂身が溶けるので、記者の場合はユッケ丼にするために熱いごはんに乗せることにした。ごはんに乗せたばかりの時は脂身が残っているが、これは徐々に溶けていく。そしてこの脂は本当に甘い。ごはんにかけずにそのまま室温でしばらく置いておくだけで脂は溶けて分離する。この脂が気になる方は、溶けた脂だけを別にして野菜炒めなどに使うと甘く香ばしい一品ができることだろう。この脂を捨てるのはもったいない。

そしてユッケ丼は確かな牛肉の味と甘い脂身の味がごはんにマッチしていくらでも食べられそうなぜい沢なごはんになっていた。しかし高級肉あるあるで、肉は口の中で溶けてしまい味はするのに「肉はいずこへ?」の状態になる。
これはステーキのような肉感を味わうというよりも、生肉が持つ本来の味そのものを楽しむのが正解のようだ。その点ではマグロの大トロを食べるのに似ている。4パックはそれなりの量があるので4人で満足、2人でお腹いっぱいという感じだろうか。タレは余るので、焼き肉やサラダに使うと余すことなく使い切ることができるだろう。
たまのぜい沢も英気や鋭気を養うという点では優れた効果があるので、「ここぞ」というときに自分のために食べてみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

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