「クラフトボス 甘くないイタリアーノ」は無糖ラテとは違う柔らかさが特徴!

  by 古川 智規  Tags :  

サントリー食品インターナショナルは、「クラフトボス」コーヒーシリーズから新たなラインアップとして「クラフトボス 甘くないイタリアーノ」を全国発売した。それって無糖カフェラテじゃないの?と言われそうだが、飲んでみると無理難題を満足させたプロ向けペットボトルコーヒーだった。

カフェやコンビニのカウンターコーヒーでラテを飲む人はペットボトルでもコーヒーやミルクで満足感のある味わいで甘さのないカフェラテが欲しいという声を受け、同社独自の技術で実現する“甘くないのにコーヒーもミルクも豊か”な味わいの「クラフトボス 甘くないイタリアーノ」に仕上げた。ぜいたくミルクティーと比較してみた。色はそれほど変わらないがミルクティよりもコーヒーの分だけ透明感がない程度しか違わない。

深煎りの“イタリアンロースト豆”をブレンドしたドリップコーヒーを使用することで豊かなミルク感と相性の良い深いコクを実現したという。そもそもイタリアンローストとはコーヒー豆を炒る際に最も長時間焙煎したものだ。よって酸味はほとんどなく、コーヒー豆を焦がしたような風味とコクが最も大きい焙煎方法といえる。よってミルクを大量に使用して割っても(ラテにしても)コーヒーの苦みや風味はきっちり残る。

実際に飲んでみると、単純にブラックコーヒーをミルクで割ったという感じではなく、ミルク由来の甘みと若干ながら砂糖が入っているのでほのかな甘みは感じるものの、イタリアンローストコーヒーが圧倒的に強い主張をしており、コーヒー好きには満足のできるコーヒー感がより残っているラテと言えよう。

ミルクティーにも似たミルク感たっぷりの白色系統の色の印象とは異なり、ずっとコーヒーの主張が強い味に仕上がっているので、コーヒーは飲みたいがブラックほど強くなくてもよく、ミルクたっぷりの柔らかいコーヒーで、かつそれほど甘くないという一見、矛盾した要求を満たした「プロ向け」のペットボトルコーヒーなのかもしれない。

※写真はすべて記者撮影

乗り物大好き。好奇心旺盛。いいことも悪いこともあるさ。どうせなら知らないことを知って、違う価値観を覗いて、上も下も右も左もそれぞれの立ち位置で一緒に見聞を広げましょう。

Twitter: jj6tje

Facebook: jj6tje