サントリー食品インターナショナルのナチュラルミネラルウォーター『サントリー天然水』の2リットルのペットボトルに、約20年ぶりとなる新容器を採用。環境負荷低減を目的に植物由来原料を30%使用したペットボトルとキャップを2023年4月上旬より発売し、家庭でのゴミ出し時に小さく畳めるようになっていることを強調するCMを2023年4月17日より全国でオンエア。CMにはギタリストの布袋寅泰さんと女優の芦田愛菜さんが出演します。
2022年には年間販売数量が約1億2980万ケースとなり、国内清涼飲料ブランドとして5年連続で1位となった『サントリー天然水』は、2013年より容器・包装に持続可能な社会に即した取り組みを実施。既に550mlペットボトルでは2019年3月より植物由来原料を30%使用したペットボトルを導入していましたが、今回2リットルのペットボトルにも採用されることになりました。
サントリーによると、持ちやすさや積載・搬送時に耐えうる強度と、小さくたためて反発せず戻らないことを両立した新容器の開発には、約2年がかかったといいます。
今回の2リットルペットボトルでは、ボトルの中央のくびれ部分を左右にずらすように押しつぶし、ボトルの口側に底側を押し込み、底部を平らにして、口側を折り曲げてロックをするたたみ方を推奨。これで約1/6のサイズまで折り曲げることができます。
サントリーは、ペットボトルをたたむことにより、家庭などではゴミがかさばらず、資源回収袋の使用枚数の減少といったメリットがあると強調。ゴミ収集時に効率性や衛生面の改善が見込め、資源循環やCO2排出量の削減に寄与できるとしています。
サントリー天然水『未来のためにできるかな?』篇 30秒 布袋寅泰 芦田愛菜 サントリーCM(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=jVCt4iM-boM [リンク]
新CMでは、NHK教育『できるかな』のテーマを芦田さんが歌い、布袋さんが編曲を担当。芦田さんが布袋さんにペットボトルのたたみ方を教えるというストーリーになっており、ごみ収集作業員役としてティモンディの高岸宏行さんと前田裕太さんも出演しています。
2023年4月5日の発表会には、芦田さんがCMと同じくペットボトルのキャップをイメージした帽子を被って登場。CMについて、「和気あいあいとした撮影現場の雰囲気が出ています。たたみ方を教える時にはアドリブでしたが、布袋さんがやさしくて素敵な方で、楽しく撮影できました」と語り、「2リットルのペットポトルを本当にたためるのかと不思議に思いましたけれど、何回もやっていると楽しくてクセになってしまいました。簡単にできるのでたくさんの方にやって頂きたいです」とアピールしました。
「水のサステナビリティ」をブランドの基幹に据える『サントリー天然水』。特にリサイクルの面において、家庭内への啓発がどこまで浸透できるのか、注目されます。
サントリー天然水(公式サイト)
https://www.suntory.co.jp/water/tennensui/ [リンク]