もはや伝説級の人気映画シリーズ『男はつらいよ』。主演の車寅次郎(演:渥美清)は寅さんとして劇中に登場し、そのフーテン的で自由奔放な生き方は多くのファンの心をつかんだ。渥美清さんは1996年に亡くなったが、今もなお、渥美清さんが演じた寅さんは作品ごと愛され続けている。
『男はつらいよ お帰り 寅さん』のワンシーン
そんな寅さんの名言がYouTube動画として公開されており、約124万回もの再生数を記録し、注目され続けている。その動画はネットフリックスが『男はつらいよ お帰り 寅さん』のワンシーンを寅さんの名言として公開したもので、誰でも視聴可能だ。
＜寅さんの名言シーン＞
寅さん「お前、これで参考書でも買え(数千円渡す)」
満男君「ありがとう」
寅さん「(財布を覗いて)なんか増えてるのか？ ……そんなことないか」
満男君「おじさん」
寅さん「なんだ」
満男君「人間ってさぁ……」
寅さん「人間？ 人間どうした？」
満男君「人間は、何のために生きてるのかな？」
寅さん「ん～お前ぇ、難しいこと聞くなあ。……えぇ～。うーん。……なんていうかなあ」
寅さん「ほら、あぁ、生まれてきて良かったなぁって思うことが何べんかあるじゃない。ね、そのために人間生きてんじゃないのか」
満男君「……ふーん」
寅さん「そのうち、お前にもそういうときがくるよ。……ま、頑張れ！ な」
なぜ人間は生きているのか
『男はつらいよ』には数多くの名言が存在するが、この名言は人間の生き方の根本に言及したもの。多くの人たちに「幸せとは何か」「なぜ人間は生きているのか」を気が付かせてくれる言葉になったようだ。
※冒頭画像はフリー素材サイト『写真AC』より
