お一人用のスモーク鍋が登場!かなり煙いソーセージが10分強で出来上がり

  by 古川 智規  Tags :  

家庭で手軽にスモークができる鍋を以前に紹介したが、同品を販売する石塚硝子からお一人様用のスモーククッカーである「グラスドームソロクッカー」が誕生したので、使ってみた。

本品は萬古焼と耐熱ガラスふたの日本製にこだわった燻製器で、ソロ用には新たにハンドルが付いた。この土鍋にスモークチップを敷き、専用スモーク網の上に食材を乗せて、ドーム型のガラス蓋を被せれば簡単に燻製料理を楽しめる。

土鍋の出荷量日本一の「萬古焼」とハンドメイドの耐熱ガラスふたで、ガラス越しに食材が燻されていく様子を楽しみながら燻製が作れるのが最大の特徴だ。金属製の燻製器はスモーク中の様子は見えないのでいぶし具合がわからない。しかしガラスふた仕様で燻製具合が分かり、その過程も含めてのスモークが楽しめる。コンパクトなサイズを活かしてキャンプはもちろんのこと、最近流行りの車中泊でも良さそうだ。ただし狭い車内での火の取り扱いと空気環境にはくれぐれもご注意を。さらにフタを外せば魚焼きグリルにもなる。

まずはチップと網をセットし、食材を乗せる。チップは付属のものを使用したが、なくなればホームセンター等で購入できる。
今回はベーコン、ソーセージとジャガイモを下茹でしたものを乗せてみた。

ふたをして煙が出るまで鍋を中火にかける。煙と食材の水蒸気が立ち込める。煙は多少は漏れるので、室内でも車内でも換気は必須だ。

ドーム型の大きなふたには理由があり、煙がドームに沿って流れ、食材をまんべんなくいぶすのに一役買う。無駄にでかいのではない。

新たに付いた取っ手はそれほど熱くならないようなので素手でも持てるが、ガラスふたはかなり熱くなるので、鍋つかみは必要だ。写真のものは「ののじ」ブランドの鍋つかみで、耐熱220度のシリコン製。すべらず熱くなくこういうガラス製品にはぴったりだ。

煙が十分に回ると火を小さくして構わないので、水蒸気がある程度ドームのふちからしたたり落ちるのを待つ。あまり水分を抜くと食材が硬くなってしまうのでほどほどに。

中が見えるので明らかに色が変われば食べごろだ。
狭い密閉空間でいぶされたので、かなり煙いが香ばしくて美味しい食材の出来上がりだ。お酒のつまみには最高のいぶし具合だ。付属のレシピブックによると、鍋とふただけでも酒蒸しなどのお一人様用料理を手軽に作ることができるようなので、スモークだけではない普段使いの鍋として活用ができる。

※写真はすべて記者撮影

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