やす子、新バラエティ女王への道!? マツコとのやり取りで見せた狂気のアドリブ力

  by 田中周作  Tags :  

元自衛隊出身の芸人・やす子が、19日放送の『マツコ会議』(日本テレビ系)に出演。マツコ・デラックスを相手に驚異のアドリブ力を見せた。

この日は彼女の自宅から中継をつなぎ、スタジオにいるマツコとクロストークした、やす子。その冒頭、スタッフは「明るく元気で天然っぽい雰囲気なんですけど、個人的にはちょっとした猟奇性を感じる」と、その魅力を解説していたが、その言葉通り、やす子は最初の自己紹介で笑いながら「好きな内臓はハイ~(肺)! 元自衛官の、やす子です」と、いつも言う「はい~」のフレーズにちなんだ導入をした。これにマツコは思わず「狂気……」と身震い。

さらにマツコから「1人暮らしですか?」と聞かれると、彼女は「1人暮らしです」と答えつつ、「マツコさんから“窓、割れ”と言われたら窓割ります」と、これまたホラーな愛情の伝え方をしてみせたのだ。

またマツコから、壁に貼ってある「目標 年収2500万」という張り紙について指摘されると、やす子は「昔、すごく貧乏だったので今はお金を稼ぐことがモチベーションになっている」と解説。「お金のことしか考えていない」とマツコから言われると、悪びれずに堂々と、しかもすかさず「マニ~」と、「ハイ~」のイントネーションで、指でお金のマークを作り、これまた笑顔。

やす子が生まれたのは、セメント生産が盛んな山口県宇部市。マツコから「宇部のどのあたり?」と尋ねられると、「ときわ公園の近くですね」と、これまたローカルすぎる回答で笑いを誘った。ボケて言っているようにも見えないところは、本物か。

そんな彼女に対してマツコは「本来はテレビというのは狂気を帯びた人が出るべき」と主張。「そういう意味では令和の時代に、よくこんな狂気がテレビに出てきてくれた」と称えると、やす子は照れくさそうに黙り込んでしまった。

微妙な空気になってしまったことについてマツコが「ストレスを与えてしまった」と詫びると、彼女は自ら「狂気です、狂気です」と取り返そうとした。続けて「何したらいいですか? 火とか飲み込めばいいですか?」と、これまた怖すぎる発言。

後半は、一見明るい彼女の内面を掘り下げるトークが展開。マツコと共鳴しあっていたが、この上記のやり取りだけで、彼女がバラエティで「使える」逸材であることが分かるだろう。

あくまで予想だが、やす子には、これからさらに仕事のオファーも殺到し、今年のブレイクタレント1位になるだろう。多忙ゆえのメンタルダウンには留意してほしいが、「新バラエティ女王」と呼ばれる日も近いのではないだろうか。

ライター。