伝説の人気テレビアニメーション『美味しんぼ』の公式Twitterがツイートした、劇中のセリフが改めて注目を集めている。そのセリフとは、第28話『トンカツ慕情』に登場したトンカツ屋の店主のセリフだ。
無一文の青年を救ったトンカツと店主の言葉
このエピソードのメイン人物は、暴漢に襲われて給料を盗られた青年。道端で絶望していたところ、トンカツ屋の店主に救われ、トンカツ定食まで無料でごちそうになった。そのとき青年が店主から言われたセリフは以下の通り。
<美味しんぼ公式Twitterコメント>
「いいかい、トンカツをな、トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。それが人間偉すぎもしない、貧乏すぎもしない、ちょうどいいくらいってとこなんだ。」(第28話「トンカツ慕情」より)
「いいかい、トンカツをな、トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。それが人間偉すぎもしない、貧乏すぎもしない、ちょうどいいくらいってとこなんだ。」
(第28話「トンカツ慕情」より) pic.twitter.com/6gqnDdSr4p
— 美味しんぼ【公式】| YouTube配信中! (@oishinbo_ch) March 17, 2023
トンカツ屋の店主のセリフは正しい
イイハナシダナー。このエピソードに感動し、泣いた人も少なくないと思われる。そしてトンカツ食べたくなった人も少なくないだろう。確かに、トンカツはご馳走だ。しかし、高すぎるというほどのものでもない。普通に稼いでいれば、普通に食べられる価格だ。そう考えれば、トンカツ屋の店主のセリフは正しいと言えよう。
安くておいしいトンカツは幸せなグルメ
筆者が食べたコスパ最強のトンカツでは、『ロマンシングとんかつ』(東京都府中市美好町1-38-2)の特大ロースかつ定食(1480円)がうまかった。『安国屋』(栃木県日光市手岡627-1)のとんかつ定食(1200円)は、400グラム以上のビッグサイズながら激安でメチャウマだ。安くて、大きくて、ウマイ。幸せすぎる。
ここ数年の間にリッチな価格帯のトンカツが増えた
最近はリッチ系のトンカツも増えてきていてる。たとえば『とんかつ憲進』(東京都新宿区神楽坂3-1-23 Ami神楽坂2F)の常陸の輝きを使用したリブロースかつ定食(4500円)は絶品。塩やソースがなくとも豚肉と衣だけで激ウマ。職人と豚肉の双方が高まった結果の賜物。
『君に、揚げる。池袋本店』(東京都豊島区南池袋2-47-7)で食べられる、ねむるぶたおふトンロースカツ定食(3200円)もジューシーで旨味たっぷり豚肉が堪能できるし、『tonkatsu.jp表参道』(東京都港区北青山3-9-9)で食べられる放牧デュロック純粋種の特上ロースカツ定食(6990円)も異次元のテイストが体験できる。
どんな人でも食べられるトンカツ
高級志向なトンカツが増えているのは事実だが、数百円で食べられる激安トンカツ定食が食べられる食堂もたくさんある。そういう意味では、トンカツは老若男女、所得関係なくおいしく食べられるグルメといえるかもしれない。
ちなみに、トンカツはトンカツでも味噌カツだが、『葉栗屋』(愛知県名古屋市中川区尾頭橋2-2-20)の味噌カツは味噌シミシミでメチャウマだ! キャベツもチョー山盛りである。ぜひトンカツ好きな人たちに食べてほしい。
「いいかい、トンカツをな、トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。それが人間偉すぎもしない、貧乏すぎもしない、ちょうどいいくらいってとこなんだ」(美味しんぼより) pic.twitter.com/0DAqzE5Vm3
— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) March 18, 2023