PB商品って安い・おいしい・お得の三拍子揃っていて最高ですね。
PBは「プライベートブランド」の略で、スーパーマーケットチェーンやコンビニなどが、自社独自で企画した商品のこと。定番品から変わり種までさまざまな商品がラインナップされています。
今回は、首都圏を中心に50店舗以上を展開する業務スーパー「肉のハナマサ」の謎のスナック菓子「カオタン プーパッポンカリー味」をご紹介。「カオタン」って何? 「プーパッポンカリー」って何? やたら目を引くカナリアイエローのビビッドなパッケージを開けて、早速確認だ!
肉のハナマサPB商品「カオタン プーパッポンカリー味」はタイのカニカレー風味の米せんべい
正式な商品名は「タイで見つけた美味しいお菓子 カオタン プーパッポンカリー味」。その下にはタイ文字が並び、さらにその下に「タイ北中部の伝統的なライスクラッカーです。」と商品説明文が記載されています。
こんなに文字がぎっしり並んで情報量が多いにもかかわらず、どんな味か想像もつかないという不思議。そもそもタイ文字が読めません。タイ料理にも明るくないため、「カオタン」もわからなければ「プーパッポンカリー」もわかりません。
調べてみたところ「カオタン」は「カオテーン」とも呼ばれる、タイの伝統菓子。お米を干して揚げた米粒せんべいのようなもので、「プーパッポンカリー」は、タイの名物料理でカニとたまごを使った辛さ控えめのカレーのことでした。確かに外袋には、ファンシーなゾウのキャラクターがプーパッポンカリーとタイ米とおぼしき写真を囲んでいるのが確認できます。
内容量は80gなので、「かっぱえびせん」のレギュラーサイズが77gで、定番の赤い「キャラメルコーン」が75gなので、それよりちょこっとだけ多め。商品価格は税込322円でした(2023年2月18日購入)。
タイ風「味カレー」!?辛さ控えめながら本格的なスパイスが楽しめる
「カオタン」はキャラメルをまぶした、タイ風雷のおこしのような味付けが一般的なようですが、「肉のハナマサ」の「カオタン」は「プーパッポンカリー」味のカレーパウダーがたっぷりまぶしてあります。
「カオタン」は、サクサクとしたライスクラッカーで、よく見ると確かにタイ米。日本のお米より細長いのが確認できました。歯触りが良く、口当たりが軽いので、食が進みます。形状は「ベビースターラーメン丸」っぽく、食べやすいサイズ感なのも嬉しい。
辛さは控えめですが、タイのスパイスだけあって日本のソフティケイトされたカレー味とは一線を画す、本場ならではの味わいです。一口目は駄菓子の「味カレー」のような昔懐かしい素朴なカレー味が駆け抜け、後味としてスパイスの香りを楽しめる二段階システム。カニの風味や香ばしさも加わり、お口の中はタイランド! クセがあるけど食べやすい。なんとも不思議な魅力がある商品です。
自社オリジナルの商品に対して顧客からの信頼があるからこそ、日本で知名度の低い「カオタン」というマニアックなスナック菓子をPB商品として輸入販売できるんだなぁと思うと、「肉のハナマサ」かっこいいなぁ。
我が家の近隣には「肉のハナマサ」が5店舗ぐらいあるのですが、どこに行っても目立つ位置に陳列してあるので、気になる方はぜひ手にとってみてください。
今日のおやつは肉のハナマサのPB品「タイで見つけた美味しいお菓子 カオタン プーパッポンカリー味」税込322円。
名前だけでは全く味がピンとこない、謎めいたスナック菓子。
味カレーっぽい懐かしさもあり、本場のカレー風味とカニの香ばしさもありで、おいしい。 pic.twitter.com/8UhISQ3kZc— ていない/大木奈ハル子📚本が出ました (@tei_nai) February 19, 2023