浴場業界が悲鳴を上げている。銭湯『押上温泉大黒湯』( 東京都墨田区横川3-12-14)が「ガス代月100万円値上がり」「営業努力ではどうしようもできない」とTwitterでツイートし、注目を集めていたが、続々と他の浴場も苦悩を吐露している。
2023年1月分のガス代は約220万円
おふろや和光の愛称で親しまれている『和光浴場』(大阪市西成区山王1-7-6)が、2023年1月分のガス代の請求額をTwitterで公開。そこには2196672円と書かれていた。約220万円。常にガスを使用する業種とはいえ、高額すぎる印象を受ける。
あまりにも高額すぎるガス代
ガス代の高騰はいつまで続くのか。従来の価格には戻らないのか。あまりにも高額すぎるガス代に対し、『和光浴場』は以下のようにコメントしている。
<和光浴場のTwitterコメント>
「本当にガス代の高騰に困っている銭湯が多いと思うので、当店のガス請求も貼っておきます。約220万円。どうやって稼げと。お店の規模や露天風呂のある無し、空調もガスかなど異なれど、全国的にガスボイラー店舗は今年えげつないと思いますよ。年末年始営業は逆に赤字を広げた結果に」
本当にガス代の高騰に困っている銭湯が多いと思うので、当店のガス請求も貼っておきます。
約220万円。どうやって稼げと。
お店の規模や露天風呂のある無し、空調もガスかなど異なれど、全国的にガスボイラー店舗は今年えげつないと思いますよ。
年末年始営業は逆に赤字を広げた結果に。 pic.twitter.com/WbnUnAKFn5— 和光浴場 (@publicbathwakou) February 10, 2023
ガス代の高騰で困っている件、コレまでにないRTや反応を頂きました。
ネガティブな話題でご不快になられた方もおられるかもしれませんが、この状況を乗り越えて頑張ってまいります。
応援して頂ければ幸いです。
本日も午前6時より営業いたします。
皆様のお越しをお待ちしております。
— 和光浴場 (@publicbathwakou) February 10, 2023
助けるためには積極的に銭湯を使用すればよい?
複数の浴場がTwitterにて悲鳴を上げているが、インターネット上に悲鳴が届いていないだけで、多くの浴場がガス代を含む光熱費急増に苦悩していると思われる。私たち消費者としてできることは「積極的に銭湯を使用する」ことぐらいだろうか。
電気代に苦しむ業種も
ゲームセンターも電気代の急増に苦悩していることが判明しており、「ついに死の宣告が来た」「電気代5割以上値上がり」「年間150万~200万負担増」との声が上がっている。
風呂に入る回数を減らす人もいる
一般家庭でもガス代と電気代の急増に苦悩している人が多くおり、エアコンの使用時間を減らしたり、設定温度を低くしているケースもあるようだ。また、風呂に入る回数を減らしているという人もいる。皆さんの光熱費はどのような状況だろうか。
※冒頭画像はフリー素材サイト『写真AC』より
※記事内画像は和光浴場のTwitterより