サントリー食品インターナショナルが、家庭の水道水に植物ミネラルエキスを加えて美味しい水に変える事ができる『minel(ミネル)』を開発。2023年2月9日より専用ECサイトでの抽選販売の受付が開始されました。
同社の調査によると、1日に飲む水の量が2022年には約992mlと10年前との比較で約1.8倍になっており、国民1人あたりのミネラルウォーターの年間消費量が2021年に過去最高となる一方で、水不足など水源の確保が課題となっている中、2018年よりプロジェクトをスタートしたという『minel』。ココヤシのヤシ殻活性炭がカリウムを主としたミネラルを豊富に含有していることに着目し、ミネラルエキスを抽出する独自技術を開発。塩素臭の低減目的に微粉砕竹炭なども配合することにより、飲料水を弱アルカリ性のまろやかな口あたりの味わいにすることができるといいます。
『minel』は、手に乗る程度の使い切りのキャップ1個あたりに2mlの植物ミネラルエキスが入っており、約1.5リットルの専用ペットボトル用になっています。キャップはアメリカのVessl社と共同実用化したもの。
まず、ボトルに水道水や浄水を入れ、キャップを装着してひねることで植物ミネラルエキスが噴射される仕組み。味覚センサーによると、『サントリー天然水 南アルプス』がコクと清冽さが美味しさの特徴となっているのに対して、水道水から作った『minel』はコク・まろやかさが特徴となっており、「新しい美味しさを楽しめる」といいます。
キッチンなどで保管する際に場所を取ることがなく、ペットボトルを3ヶ月程度使い回すことができるため、環境に配慮したいという人にとって選択肢になりそう。まずは5000人限定での抽選販売で、2年後を見据えて展開を検討するといいます。2023年2月28日までに『minel』の専用ECサイトから応募可能。キャップ6個と専用ボトルのスターターセットの価格は1380円(税込)。
サントリーminel 『minelコンセプト』 50秒(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=vpc8mZK5WUA [リンク]
『minel』(サントリー)
https://minel.direct.suntory.co.jp/ [リンク]