かつてライブドアが六本木ヒルズにあった時代、ライブドアスタッフらが足しげく通っていた食堂がある。揚げ物の定食屋『三河屋』(東京都港区西麻布1-13-15)だ。地下鉄六本木駅から徒歩10分ほどの場所、西麻布交差点近くに店舗がある。
揚げ物が山盛り
筆者がライブドアスタッフだった当時のことを振り返ろう。この『三河屋』、六本木ヒルズからも5分以上歩くため、ライブドアから近いとは言い難いのだが、それでも多くのスタッフが通ったのには理由がある。おいしいのは当然として、揚げ物が山盛り。そしてなにより女将さんをはじめとした店員さんが優しいのだ。
女将さんがサービス精神旺盛
いちばん人気のメニューはミックス定食(税込1200円)。メンチカツやコロッケなどの揚げ物が盛られている定食なのだが、女将さんがサービス精神旺盛なため、本来ならば入っていない(はずの)揚げ物までガンガン盛られているのである。
何をオーダーしても必然的にミックス定食?
メンチカツ定食やコロッケ定食、ハムカツ定食などさまざまな揚げ物メニューが用意されているが、やはり女将さんがサービス精神旺盛でガンガン別の揚げ物も盛ってしまうため、「何をオーダーしても必然的にミックス定食になってしまう」と言われることもあった。
必然的にデカ盛り定食にメガ進化
また、食べている途中に女将さんから「足りてる? もっと食べられるよね?」と言われて、無料で揚げ物が皿に追加されることがある。必然的にデカ盛り定食にメガ進化してしまう定食屋さん、それが『三河屋』。
オープン時間前からお客さんが待つ
2023年2月某日、そんな『三河屋』に久しぶりに行ってみた。以前から行列ができる店だったが、2023年現在は数年前よりもさらに長い行列ができる店になっていた。11:30にオープンするのだが、11:00にはすでにお客さんがオープンを待っていた。
オーダーしたのはミックス定食
店内に入って案内されたカウンター席に座る。今回オーダーしたのはミックス定食。
巨大な棒状のメンチカツ、大きなチキンカツ、大きなハムカツ、ひとくちコロッケ2個が盛られていた。キャベツ大盛り、ライス、味噌汁、漬物がセットになっている。
いろいろおかわり無料
キャベツ、ライス、味噌汁などはおかわり無料。山盛りの揚げ物をおかずにガンガンおかわりして食べ進められる。揚げ物好きにとって、これほど幸せなことがあろうか。
心地よい食感とともに旨味たっぷり
なにより揚げ物の仕上がりが素晴らしい。どの揚げ物も衣がしっかりと食材に密着していてサクサクでクリスピー。心地よい食感とともに旨味たっぷりな肉汁があふれ出す。
豪快にソースをかけて食べよう
卓上には塩、醤油、唐辛子、マスタード、ごはん用ふりかけなどか置いてあるが、ここは豪快にソースをかけて食べる。ここの揚げ物はソースがいちばん合う。
ガッツリと大量にソースをかけることにより、揚げ物だけでなく一緒に食べるライスもうまくなる。
もはや伝説から神話になりかけている
久しぶりに食べた『三河屋』のミックス定食は、昔と変わらず最高の仕上がりだった。
ちなみにこの店の名物は棒状のメンチカツで、あまりにも好きすぎてメンチカツ定食しかオーダーしない人もいるようだ。もはや伝説から神話になりかけている『三河屋』。まだ未体験の人は試しに行ってみてはいかがだろうか。
ちなみに、ライブドアスタッフのなかには、現在もたまに『三河屋』に行っている人がおり、いまだに「行きつけ」になっているようである。
まだ六本木ヒルズにオフィスがあったライブドア時代。自分も含め多くのスタッフが通っていたライブドア社員行きつけの『三河屋』は今も健在。揚げ物マシマシで最高だし懐かしいしウマイ!当時は女将さんが「足りないでしょ?食べられるでしょ?」と言って揚げ物を無料で足してくれて感動した記憶ある pic.twitter.com/AndlIASr9i
— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) February 2, 2023
コスパ最強の激ウマ揚げ物の定食屋『三河屋』の行列がヤバすぎる。通ってた15年前より長い。25人くらいいた。正式な開店時間11:30だけど11:00あたりには開店するので10:50ぐらいに行けばすぐ入れる。たぶん。 pic.twitter.com/vcruTyDquP
— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) February 2, 2023
西麻布の揚げ物の定食屋さん『三河屋』の人気メニューのミックス定食は、いろんな揚げ物が盛り合わせになったもの。今回もおいしかった。かつて、どのメニューをオーダーしても、おまけで揚げ物がついてくるから、結局はミックス定食になっちゃう現象があった。今もそうなのかなぁ。 pic.twitter.com/du5eh9Z4Ay
— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) February 2, 2023