アメリカ・ミシシッピ州は、一風変わった誘拐劇の舞台となった。犯人の名はジェームズ・エドワード・ウェルボーン・ジュニア。民家に侵入し、TVとペットのワオキツネザル(2歳)を持ち去った。
キツネザルの世話に困ったウェルボーンは、何も事情を知らない妹に一時的な世話を託した。その際の説明は「アフガニスタンに派遣されている友人から預かった」というもの。その友人はウェルボーンの共犯で、彼に代わってキツネザルの飼い主から身代金をふんだくる“連絡役”の役割を担っていた。
飼い主は“愛猿”を取り戻すために懸賞金を設定するなどして世間に呼びかけた。ウェルボーンの妹はニュースで事態に気づいたが、兄はキツネザルを共犯の友人に渡した後。ただ、警察は「キツネザルを連れている男を見た」というタレコミから友人を盗品所持で逮捕し、それからウェルボーンも御用に。
1,500ドルの価値があるとされるキツネザルは無事で、すぐに飼い主の元へ送られたとのこと。ミシシッピ州ジョージ郡の保安官は「身代金目的でサルを誘拐するなんて郡内で初めてだろうね」とコメントしている。
画像: キツネザルの誘拐とその後の顛末を伝えるニュースサイトのキャプチャー
http://en-maktoob.news.yahoo.com/blogs/sideshow/man-suspected-stealing-lemur-holding-ransom-arrested-220344021.html