モスバーガーの新作「一頭買い 黒毛和牛バーガー」を先行で食べてみたのだが!! 12月28日から発売

  by ノジーマ  Tags :  

実は今年が創業50周年だったモスバーガー。その記念すべき一年の締めくくりに、なんと国産黒毛和牛を使用した新作ハンバーガー「一頭買い 黒毛和牛バーガー ~特製テリヤキソース~」が12月28日から発売になるそうですよ。

しかも贅沢に国産黒毛和牛の全19部位を全使用。黒毛和牛の美味しさを文字通り余すところなく、すべて凝縮させて詰め込んだ贅沢極まりないハンバーガーなのだそうです。

でもどうせお高いんやろなあ

出た出た。そりゃあ国産黒毛和牛を使ったハンバーガーだなんてウマいに決まってますよ。でもお高いんでしょう? どうせハンバーガー1個で1000円とか2000円とかしちゃうんでしょ? 正直、モスバーガーとかファストフードにそんなの求めてないんスわ。

モスバーガーはあくまでも庶民の味方。庶民がささやかな贅沢をする場所なんですよ。庶民が気軽に手を出せないようなハンバーガーを出すなんて、これは庶民に対する完全な裏切り行為。モスバーガーには幻滅したなあ……えっ、販売価格は690円だって……!? とびきりハンバーグサンドのダブルよりも安いじゃん!!

一頭買いしているから価格の抑制に成功

しかも「一頭買い 黒毛和牛バーガー」は黒毛和牛の安い部分だけを使用しているわけでもなく、希少部位のサーロイン、ヒレ、リブロースなども使用。それで1個690円に抑えるだなんて、どんなカラクリがあるんじゃろ……??

ってことで新メニュー発表会に足を運んでみたわけですが、なんとこのハンバーガーを発売するにあたってモスバーガーでは国産黒毛和牛を400頭近くまとめて一頭買いをしているらしいのです。一頭買い&大量買いすることで価格を抑えるなんて、逆にモスバーガーくらいの大手じゃないとできない離れ業だ!

また、国産黒毛和牛というとサシが入ってジューシーな肉を思い浮かべる人が多いでしょうけど、今回はあえて赤身が強い経産牛を使用。こちらの方が肉の旨味が強く出るのだそうです。

肉の旨味を活かしたシンプルな味付け

しかも素晴らしいのはビーフパティの大きさ。バンズからはみ出まくるほどのサイズ感です。

ビーフパティのほかに使用している具材はレタスとトマトだけ。味付けもマヨネーズと特製テリヤキソースという至ってシンプルな構成なのですが、テリヤキソースには熟成肉の名店「格之進」が開発した牛肉で作る醤油「牛醤」を隠し味に使用。肉そのものの旨味を大幅に引き上げる効果があるのだそうです。

噛むほどに旨味が広がる新体験

発表会では「一頭買い 国産和牛バーガー」の試食もさせていただきましたが、実際に目の前に運ばれてきたバーガーもビーフパティがしっかりどデカい。このビジュアルで一気にテンションが高まります。

いざ食べてみると、肉汁がブシャーと飛び出してくるような破壊力はなく、カリッと焼き上げられたパティの香ばしさから始まり、噛みしめるほどに赤身肉の旨味が口の中にじわじわと広がっていきます。これが実にうまい!

ハンバーガーって結局はソースの味が一番印象に残りやすいじゃないですか。モスバーガーだってやっぱりあのミートソースが絶品なわけです。でも今回のテリヤキソースとマヨネーズはあくまでも引き立て役。ここまで肉の旨味にフォーカスを当てたハンバーガーをファストフード店で食べられるなんてかなり貴重な気がしますし、贅沢極まりない!

ちょうど12月28日からという年末年始の時期に発売になりますし、贅沢なハンバーガーに向き合って特別な気分を味わってみてはいかがでしょうか。

ノジーマ

B級フード研究家。漫画を描いたりライターをしたり。変な料理をいろいろ考えます。週刊プレイボーイで『野島慎一郎の激ウマ!!バカレシピ研究所』連載中。最近は撮影をしていると猫が寄ってくるので、そのまま記事でも使っています。 ★レシピ本発売中!★世界一美味しい「どん二郎」の作り方 誰も思いつかなかった激ウマ!B級フードレシピ http://amzn.asia/8N2jTuz

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