香取慎吾 3年ぶりの個展は会場の音楽もポイント!「闇の部分、光りの部分、『WHO AM I』の意味を耳で、音楽でも体験できます」

  by ときたたかし  Tags :  

香取慎吾さんの3年ぶりとなる個展、「WHO AM I -SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-」が渋谷ヒカリエでスタートしました。今回の個展のために制作された完全新作などおよそ200点を一堂に展示しており、香取慎吾さんのアーティスト活動を凝縮させた内容・空間になっています。開幕に先駆け、香取慎吾さんがメディアの取材に応じました。

■公式サイト:https://www.whoamitour.jp/ [リンク]

この日の香取さんは、自身が生み出したキャラクター“くろうさぎ”を立体化した作品の隣に登場。絵から飛び出して今回立体化している理由については、「かわいいから(笑)」とのこと。「今までもずっと絵に描いてきましたが、実際にいたんですよ。黒いうさぎがうちに。ピョコピョコすぐ隠れて、なんなんだろうなと思って絵に描いてみたら、いなくなった。それから自分の絵に登場するようになりました」と誕生の背景を説明した香取さん。「絵にもたくさん出ていますが、その姿も見てみたいなということで作りました。会場の中には、ここに大きくシンボルとしていますけど、もっと小さな子もいろいろなところにいるので、くろうさぎに会えたらあいさつしてあげてください」と説明しました。ちなみに平仮名のみで“くろうさぎ”が正しい表記とのこと。

今回の個展の自身の感想・見どころについて香取さんは、「前回の個展(「BOUM!BOUM!BOUM!香取慎吾NIPPON初個展」)は客席があって、映像があって、すごい規模だった。次に機会があるなら、いわゆる個展をやってみたいなと思っていたんです」とコメント。「白い壁で、いわゆる個展を目指していたら、またちょっと違うところにいったみたいな(笑)。黒い壁に真っ暗なエリアがあったり、気付けばスモークを焚いたり、音楽も流れています」と今回の特色を説明。

とりわけ今回の音楽には注目だそうで、「草彅さんの『ミッドナイトスワン』という映画の音楽を手がけた渋谷慶一郎さんが作っています。いつかお仕事したいなと思っていたのでお願いしました。最初1個のテーマでお願いしたら、そうじゃない新しい仕組みになりました。プログラミングで、会場にある24個のスピーカーから、いろいろなところから音が鳴り、勝手に共鳴し合うんです。AIですよね。その時なっている音は、二度と同じ音は生まれないんです。なので来ていただいたら、闇の部分、光りの部分、『WHO AM I』の意味を、耳で音楽でも体験できると思います」と説明しました。

ちなみに個展に草彅さんと稲垣さんも来場するかという問いについては、「草彅さんは連続ドラマで忙しいので、『東京は無理かなー。次どこ行くんだっけ?』とほかの地域に来てくれるって言っていました。サラッとその感じがすごくうれしいですよね。僕はほかの会場にも行くことになっているので、一緒に行って一緒にご飯を食べることになると思います(笑)。稲垣さんも東京開催したらすぐ来てくれそうです(笑)」と報告してくれました。

今回の同個展は、渋谷ヒカリエ ホールAを皮切りにジャパンツアーとして全国巡回することも決定しています。会場の空間演出には目を見張るものがありましたので、ぜひ会期中に訪れてみてください。

タイトル:WHO AM I ーSHINGO KATORI ART JAPAN TOURー
会期:2022年12月7日(水)~ 2023年1月22日(日)
会場:渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホール ホールA

NO TITLE 2013 ©SHINGO KATORI
PARIS 2022 ©SHINGO KATORI
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ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo