トキソプラズマ症とは、トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)による原虫感染症である。世界中で見られる感染症で、世界人口の3分の1が感染していると推測されているが、有病率には地域で大きな差がある。
健康な成人の場合には、感染しても無徴候に留まるか、せいぜい数週間のあいだ軽い風邪のような症状が出る程度である。しかし胎児・幼児や臓器移植やエイズの患者など、免疫抑制状態にある場合には重症化して死に至ることもあり、重篤な日和見感染症といえる。重症化した場合には、脳炎や神経系疾患をおこしたり、肺・心臓・肝臓・眼球などに悪影響をおよぼす。予防するためのワクチンはない。
健康な人は感染しても、リンパ節が腫れる程度でほとんど気付かれない。普通は治療の必要がない場合が多い。我々はすでに多種多様な腸内細菌と共生しており、同じように、体内で生活している生物の一種と考えても差し支えない。
ところが、最近トキソプラズマの慢性感染により、ヒトの行動や人格にも変化が出てくることがわかった。男性は反社会的に女性は社交的になるという…。
続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/
参考HP Wikipedia:トキソプラズマ National Geographic news:トキソプラズマが人の脳を操る仕組み