中国は北朝鮮と陸続きなので、中国の国境まで行くと北朝鮮を覗くことができます。
万里の長城のいちばん端っこ
たとえば中国の丹東市。万里の長城のいちばん端っこがある地としても知られていますが、北朝鮮へと繋がる鉄道の街としても知られています。
川の石をジャンプして国境渡れそうな「一歩跨」
丹東市と北朝鮮の国境には川が流れていて、あまりにも幅が狭いため、渡ろうと思えば渡れてしまうほど。
「一歩跨」(いっぽまたぎ)とよばれている場所があり、川の石をジャンプして渡っていくと、濡れずに北朝鮮に渡れそう。
とうもろこしを干している農家も
実際に「一歩跨」まで行って、北朝鮮を覗いてみることにしました。丹東市の中心部からクルマで30~40分ほど移動した場所にある「一歩跨」。
このあたりは農村で、畑が広がっています。とうもろこしを干している農家さんもありましたよ。
北朝鮮側を覗ける望遠鏡
「一歩跨」には観光客がたまに訪れるため、観光客向けにお土産ショップや栗の屋台などがありました。
また、北朝鮮側を覗ける望遠鏡も用意されていて、取材時は2元(約40円)で覗くことが可能でした。
年齢的にかなり若そう
望遠鏡ではすぐに見られる北朝鮮ですが、「一歩跨」の石をジャンプして中国側から入ることは許されていません(当たり前ですが)。
また、北朝鮮側からも難しいのではないでしょうか。なぜなら、見張りがいるから。望遠鏡で北朝鮮側を覗いてみると、軍人らしき人たちが見張っているのがわかりました。しかも年齢的にかなり若そう。10代では!?
中国側から北朝鮮を撮影したときの写真。軍人さんの背後には瓦屋根の家屋。めちゃくちゃ寒そうだった。こっちも寒かったけど pic.twitter.com/qhij5MI26d
— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) November 20, 2022
軍人は退屈そう
北朝鮮側にいた軍人は退屈そうにしていました。ただ見張るだけで、何もすることがないのかもしれません。しかも季節的に寒そう。彼らは中国側を見て何を思っているのでしょうか。
「一歩跨」に行くかどうかは自己責任
丹東市は北京から新幹線で瀋陽まで行き、そこからバスに乗って行くことができます。温泉もあるので、気になる人はチェックしてみてはいかがでしょうか。「一歩跨」に行くかどうかは自己責任で。