地球や太陽の自転や惑星の公転の向きはどちら向きだろう? 正解は左回り(反時計回り)である。これはどの惑星の自転や公転であっても同じで、みな反時計回りだ。
例外として、金星と天王星の自転は、公転面に対してほぼ横倒しの状態で自転している。逆方向に公転している天体のほとんどは彗星で、これらは非常に離心率の大きな軌道を持っている。
惑星が他の惑星と同じ方向に運動している状態を順行(prograde motion)。それに対して、順行と逆の方向に運動している状態を逆行(retrograde motion)という。天体の順行・逆行には、その天体の回転(公転・自転)方向自体の正逆に起因するものと、地球から天体を見た場合に起こる見かけの現象とがある。
今回、国立天文台と東京大学の研究者を中心とする研究グループは、逆行惑星を持つ惑星系HAT-P-7に、これまで知られていなかった伴星(連星をなすもうひとつの恒星)と、もうひとつの別の長周期の巨大惑星が存在することを発見した。
これは太陽系では考えられない現象だ。調査の結果この逆行惑星の近くには伴星や巨大惑星が存在することがわかった。複数の惑星は、お互いに重力的な影響を及ぼす。逆行惑星はまわりの天体の影響で、軌道の傾きを少しずつ変化させていったというシナリオが考えられる。
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参考HP Wikipedia:惑星の順行・逆行 国立天文台:すばる望遠鏡が解き明かす逆行惑星の成り立ち