がんは死亡原因の第一位。がんが怖いのは知らないうちに進行するから…。がんは早期発見が重要だ。定期的な血液検査で発見できればすぐに治療できそうだが、血液検査でがんは発見できるのだろうか?
インターネットを調べてみた結果、どうも容易にはわからないようだ。その理由は何だろう? がんはもともとは自分の細胞が遺伝子の異状により、 暴走した細胞の塊。つまり、もともとは自分の細胞なので、正常な細胞との 区別がとても難しい。大きな塊になれば、それが「癌」だと分るが、小さいうちは、どこまでが癌で、どこまでが正常細胞かわかりにくいもの。
腫瘍マーカーは、一つの目安にはなるが、 それだけで、癌の有無を確定することはできない。 癌を早期発見したいならば、 まずは、会社や自治体がしているがん検診をしっかりと 受けることが大切だという。
また、通常の血液検査では、癌に関しては調べない。炎症・白血球の数値が異常だと再検査で腫瘍マーカーで調べるが、個人差があり、高いからといって癌があるとかは確実ではないらしい。すでに腫瘍がある人が定期的に腫瘍マーカーで数値の変化を調べることは可能だそうだ。
今回、理化学研究所では、血液検査だけで、がんかどうか分かる技術を開発した。転移性のがんの診断や治療後の経過観察に有効だという。それはナノワイヤの先端にがん抗体をとりつけた構造で、血液中を循環するがん細胞(CTCs)を高感度に捕捉するナノデバイスだ。
このナノデバイス、70%のがん細胞(CTCs)を捕捉でき、その細胞を生きたまま剥離することもできるスグレモノ。まだ、どんながんでも調査できるとはいえないが、多くのがんは転移性があるので有望な方法だ。将来は簡単な血液検査でがんが発見できることを願いたい。
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参考HP 理化学研究所:血液中のがん細胞を高感度でキャッチ&リリースできるナノデバイス開発
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