大切な人から感謝されていないと感じるのなら、その人がよく眠れているかを確認した方がいいかもしれない。米国カリフォルニア大学バークレー校のニュースサイトが伝えている。
世界屈指の名門校の研究に協力したのは、18歳から56歳までのカップル60組以上。それぞれの睡眠パターンを記録した上で、睡眠の満足度の良し悪しがパートナーへの感謝の気持ちにどれほどの影響を与えたかを調査した。さらにカップル間で問題が生じた際の話し合いも録画した。
以上の実験データから導き出された結論は、睡眠不足からくる疲労感によって、配偶者や恋人に対して「ありがとう」が言えなくなってしまう可能性があるというもの。大きないびきやシーツの引っ張り合いは「自分はぐっすり眠っていたが、相手は眠れなかった」という事態はよくあるが、それだけにはとどまらないかもしれない。
研究主任の心理学者、エイミー・ゴードンは「十分な睡眠が取れないと、人は自己中心的になる可能性がある」と“警告”を発している。
画像: カリフォルニア大学バークレー校のニュースサイトのキャプチャー
http://newscenter.berkeley.edu/2013/01/19/sleep-couples/