睡眠不足で「ありがとう」が言えなくなってしまう?

  by 香椎みるめ  Tags :  

大切な人から感謝されていないと感じるのなら、その人がよく眠れているかを確認した方がいいかもしれない。米国カリフォルニア大学バークレー校のニュースサイトが伝えている。

世界屈指の名門校の研究に協力したのは、18歳から56歳までのカップル60組以上。それぞれの睡眠パターンを記録した上で、睡眠の満足度の良し悪しがパートナーへの感謝の気持ちにどれほどの影響を与えたかを調査した。さらにカップル間で問題が生じた際の話し合いも録画した。

以上の実験データから導き出された結論は、睡眠不足からくる疲労感によって、配偶者や恋人に対して「ありがとう」が言えなくなってしまう可能性があるというもの。大きないびきやシーツの引っ張り合いは「自分はぐっすり眠っていたが、相手は眠れなかった」という事態はよくあるが、それだけにはとどまらないかもしれない。

研究主任の心理学者、エイミー・ゴードンは「十分な睡眠が取れないと、人は自己中心的になる可能性がある」と“警告”を発している。

画像: カリフォルニア大学バークレー校のニュースサイトのキャプチャー
http://newscenter.berkeley.edu/2013/01/19/sleep-couples/

香椎みるめ: フリーのライター、英日翻訳者、校閲者の三刀流。平成生まれ。性別は秘密。ウェブマガジン「GIGAMEN」で10年、計1890本以上の記事を執筆。サッカーの観戦記から始まった物書き屋は、「Yahoo!ニュース」や「ガジェット通信」に掲載された経験も活かしつつ、今は日本市場へ参入する海外企業の皆さんとタッグを組みながら、ありとあらゆる「文字を書くお仕事」をこなす日々。

Twitter: GigaMirumeK