全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。長くラーメン店の食べ歩きをしている筆者だが、コロナ禍になってからカップ麺を食べる機会が増えた。各社から出ている数あるカップ麺の中でも、当初一番驚いたのがセブン-イレブンから出ている“鳴龍”監修の担担麺だった。
鳴龍は言わずもがなのミシュランガイド東京で一つ星を獲得している東京・大塚の名店。今年6月に完全リニューアルを果たし、店内も完全改装した。どのメニューも美味しいが、特に担担麺は他のどこにもない度肝を抜く美味しさで人気だ。
お店のリニューアルに合わせてなのか偶然なのか、セブンイレブンではこの「鳴龍 担担麺」をリニューアル。これがまた目ん玉が飛び出る美味しさだったので、レポートしてみたい。
まずはかやく入り粉末スープを入れてお湯を注ぐのだが、その時点で鳴龍独特のスバイスの香りがあがってくる。この時点で期待が膨らむ。
お湯を入れて3分待って、液体スープを注ぐ。さらにポイントは「あとがけ芝麻醤調味料」。これを絞り出し、混ぜずにいただく。
酸味が特徴で程よい辛味のあるスープはまさに鳴龍風。ここに芝麻醤のゴマ感がプラスされ、さらにリッチな旨味が広がる。麺は細めでチリチリ。スープを持ち上げすぎないチリチリ感がまた本格的だ。大きめのひき肉が口の中に入るたび、スープの旨味がまた広がる。見事な仕上がりだ。
今回も驚きの連続。セブン-イレブンが鳴龍とメーカーの日清と本気で作った一杯、ぜひご賞味あれ。