パッケージもろともリニューアルで年間7tのプラスチック削減に成功!井村屋の『4コ入パックまんシリーズ』が美味しく生まれ変わっていた

  by 古川 智規  Tags :  

井村屋は、冷凍食品「4コ入パックまんシリーズ」の肉まん・あんまん・ピザまんを、2022年8月2日(火)よりリニューアルしている。1964年の発売以来、井村屋の定番商品となった肉まん・あんまんだが、買い置きできる冷凍食品「4コ入パックまんシリーズ」は電子レンジ調理で手軽に食べられることから、朝食や間食として好評だ。今回のリニューアルでは中身はもちろんこと、環境負荷軽減を目的にトレイと袋を小さく変更した。これによりシリーズ合計でプラスチック使用量は年間7t(CO2 35t相当)の削減を見込んでいる。
あれ?小さくなった?と思った方は食べてみればお腹いっぱいになるので、そこは変わってないことを実感できるはずだ。

定番中の定番である肉まんは、国産豚肉を使用し豚脂を配合することで、豚肉のジューシーさを引き出す作りだ。

電子レンジにかけるだけだが、そのおいしさはせいろで蒸したものとさほど変わらない、肉汁あふれる美味しさだ。

ピザまんは若い方に人気のかくれた定番だ。あらごしのトマトがたっぷりなので、トマトの甘味や旨みが主張する酸味豊かなトマトソースだ。またゴーダチーズを使用しチーズのコクと旨みが溶け込んだまろやかな味わいなのもピザの再現だ。

中華まんに具材を入れるだけのシンプルなつくりなので、ピザのような焼く工程がない。それを逆に活用してソースと具材をたっぷりと使用することにより小さくまとまった濃厚さはピザ以上だ。また本品は、多くの方に安心して食べてもらえるようにアレルゲンを6種類から4種類に減らした。

井村屋と言えば小豆バーなのは誰もが知る「常識」だ。そしてその常識を中華まんに落とし込んだのがあんまんだ。あんが美味しいのは小豆バーで証明済み。しかし、あんまんでは従来品よりも甘さを控え、すっきりとした味わいに仕上げた。北海道産小豆を使用し、小豆本来の風味や粒感と、濃厚なとろみが最後まで続くのはさすがだ。

あんまんの注意点はとにかく熱いことだ。小豆バーはぜんざいをそのまま凍らせたようなものなので水分が多く乳固形分がないため硬くなることで有名だが、小豆餡も同様に水分を多く含むため電子レンジで温めるとマイクロ波が水分子を振動させてとてつもなく熱くなる。液状であれば対流してそのうち冷えるが、ペースト状のあんこは対流しないので表面が少し冷めても中はずっと熱いままだ。そのまま食べると必ずやけどをするので、二つに割ってあんこの表面積を広げて盛大に湯気を出しながらホクホク食べるのが正しい食べ方なのだろうか。これから寒くなっていく季節に移り替わるとともにみられる風物詩でもある。

パッケージは小さくなっても内容量は変わらないので、安心して一層美味しくなった「4コ入パックまんシリーズ」をお腹いっぱいパクついてみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

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