ミドリムシ(ユーグレナ)はわずか体長約0.1ミリ、水田などどこにでもすむ。緑色の動物という、その姿が話題になるが、注目すべきはその光合成能力である。CO2の吸収能力は、熱帯雨林の数十倍にも達する。
ミドリムシは、食べてもすごい。豊富なビタミンやミネラル、アミノ酸、そしてDHA、EPAなど、人間が生活するのに必要なカロリー以外の栄養が全てがそろう成分を持つ。さらに、ミドリムシなどの藻類は、細胞内に脂質が多く、細胞を壊して化学処理すれば良質なバイオディーゼル燃料にもなる。
さらに、バイオ燃料の原料となる油脂分を抽出した後の残渣を利用した飼料も高い栄養価を備えており、養殖魚への飼料としても、長年研究されており、不飽和脂肪酸であるDHAを含有していて、マダイやヒラメの稚魚、仔魚に与えることで、生存能力、活力を向上させるというデータが論文から得られている。
そして、今回、ミドリムシからの抽出成分を主原料とした「微細藻バイオプラスチック」が開発された。従来のバイオプラスチックや石油樹脂などに劣らない耐熱性と熱可塑性をもつという。開発したのは、産業総合研究所、NEC、宮崎大学の研究チーム。どのようなプラスチックなのだろうか?
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参考HP 科学技術振興機構:ミドリムシを主原料とするバイオプラスチック アイラブサイエンス:ミドリムシは救世主?食料、バイオ燃料、飼料に