しゃぶしゃぶ専門店が「胡麻だれ坦々うどん」専門店を虎ノ門にオープン!

  by 古川 智規  Tags :  

しゃぶしゃぶ・すき焼き専門店の「しゃぶ禅」が、新業態店としてこだわりの”胡麻だれ”を使用した胡麻だれ担々うどんの専門店 『ごまいち』を虎ノ門にオープンしたので食べに行ってみた。(写真は左上/ごまいちクリーミー胡麻だれカレーうどん・右上/ごまいち胡麻だれ 担々うどん・下/豪華!ローストビーフ 担々うどん)

しゃぶしゃぶとうどんの組み合わせといえば、鍋の後にうどんを入れて食べるくらいしか思い浮かばないのだが、その店舗ではなく坦々うどんの専門店を開業してしまったのが興味がある。確かに坦々うどんしかないようだ。

秘密はこの胡麻だれにある。「しゃぶ禅」で提供しているものと全く同じものだそうだ。これがうどんとは別建てで出てくる。自分で好きなようにかけて食べるのだが、うどんは熱いがこのたれは冷たい。これでは全体としてぬるくなってしまうのではないかと思うのだが、これにも秘密がある。
このたれは、毎日使うだけを作っている自家製なのだ。そのため長時間の保存がきかず、毎日店舗に届けられるものを提供しているので冷蔵になってしまう。よってうどんの熱さと中和されて多少ぬるくなってしまうのだが、それは胡麻だれの新鮮さを味わうためなので割り切るしかないのだ。

基本の坦々うどんは肉味噌にネギが添えられたシンプルなもの。これに胡麻だれをかけて思いっきり混ぜて食べる。担々麺の常識からすると辛いもののように思うかもしれないが、全く辛くはない。むしろ胡麻の香りが漂う甘い感じだ。辛いものがよいと思う方にはちゃんとラー油が用意されているので、これで味変を楽しむとよい。

オープン記念の特別メニュー「豪華!ローストビーフ 担々うどん」は8月31日までの販売で、どんぶりの周りをご覧いただきたいが、これはデザインではなく敷き詰められたローストビーフだ。これに卵と金粉が添えられている。豪華絢爛この上ない。

胡麻だれをかけて、うどん部分をかき混ぜる。そしてテーブルの調味料を使用して好みの味にチェンジする。自家製の「煮干し酢」は酢に煮干しを浸して出汁を取った逸品で、まろやかで出汁の効いた不思議な酢だ。あまりツンと来ないのでお好みで。

自由に食べてよいのだが、混ぜた坦々うどんをローストビーフで巻いて食べるのがおススメだ。ローストビーフは基本的に肉の味だけということだったが、国産牛を使用した高級品なのでそのままプレーンで食べてもおいしい。

なお夕方まではご飯が食べ放題なので、残ったたれにご飯を入れて食べるとお腹も満足だ。上記のローストビーフは3000円とお高いが、その他は東京の中心部にしては非常にお手頃な価格設定(600円から)なので、サラダやカレーやトッピングと組み合わせて気軽に食べてみてほしい。きっと満足できるはずだ。

※写真はすべて記者撮影

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