痛車と言えば自動車のボディや内装にアニメやゲームのキャラクターが描かれた車のことで、最近では街中でも、ちらほら見かけるようになったり各地で大きなイベントが行われたりと、徐々にその知名度が上がってきていように思われます。
もちろんこのような痛車はカスタムカー(改造車)の一種なので、今までは、あくまで個人の趣味として行われることがほとんどでした。
ですがここ最近、トヨタが痛車に対しての動きが変化しているようなのです。
ヱヴァンゲリヲンの作中で舞台となった箱根町は、数年前からエヴァとのコラボイベントを行っていましたが、2011年7月9日(土)10日(日)に箱根で行われたイベントでは『ヱヴァンゲリヲン×箱根町×TOYOTA 電力補完計画』と銘打ちトヨタとのトリプルコラボイベントが開催されました。もちろんトヨタとしては、プリウスPHV(プラグインハイブリット)のマーケティングの一環としてのイベントと思われるが、会場ではトヨタが製作した、みごとにエヴァカラーになったプリウスPHVが展示されました！
またアメリカでは、現地の米トヨタのＣＭに初音ミクが起用され、2011年7月2日に米ロサンゼルスで、初音ミク米国コンサートも行われた『ANIME EXPO 2011』の会場には、米トヨタが用意した、コレぞ”痛車”と呼べるボディに初音ミクが描かれたカローラが３台も展示されていたようです！
もちろん自動車メーカー内部の人にしてみれば、一台の自動車を作るのに非常に多くの時間と手間をかけて、発売時には”完成形”として発売する自動車に手を加えるカスタムカーを良く思わない人もいるかもしれません。
トヨタは、”痛車”というカスタムカーにだけスポットを当てているのではなく、エヴァンゲリオンや初音ミクといったコンテンツとのコラボをすることで相乗効果があると考えられた結果、痛車の展示やイベントを行ったのだと考えられます。
そういえば昔、他の自動車メーカーも企業コラボで、他の企業ブランドロゴの入った特別仕様車を発売していたことがあったと思います。もしかするとアニメやゲームの痛車が自動車メーカーの公式な特別仕様車として発売される日も、そう遠くないのかもしれませんね。
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ねとらぼ 「会場全体が絶叫」 熱く燃えた初音ミク米国コンサートhttp://image.itmedia.co.jp/l/im/nl/articles/1107/04/l_ah_toyota.jpg
