全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が5月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!
第5位:大江戸 県庁前店(新潟・関屋)
秋田の老舗“大江戸”の味に惚れた店主が修行ののち、1980年に新潟に“大江戸 本店”をオープンしたが昨年惜しまれつつ閉店。支店であるこの県庁前店は2000年にオープンして以来健在である。ラーメンの他に焼きそば、冷やし中華が有名で、冷やし中華が通年食べられる店としても知られる。
「醤油らーめん 並」をいただく。具はチャーシュー、青菜、メンマ、ネギ。麺は細めストレートで通常より長い麺を秋田から取り寄せているそう。
じんわりと感じるダシ感に、醤油もまろやかで本当に旨い。チャーシューも分厚くて味がしっかり。途中で卓上の辛味噌(ニラを辛味で和えたもの)で味変するのが“大江戸”流。
北の醤油ラーメンという雰囲気で、秋田の面影も感じながら美味しくいただいた。厨房も活気があってとてもいいお店。
第4位:マルエイ中華そば(岡山・笠岡)
岡山県笠岡市のご当地ラーメン“笠岡ラーメン”。駅からは少し郊外に入った笠岡市新賀の国道沿いに、ポツンと佇む一軒家ラーメン店。
「中華そば(並)」を注文。チャーシューメンかと思うような豪華なビジュアル。具は豚チャーシュー5枚にかしわチャーシュー、青ネギ、メンマ。麺は中ストレート。
鶏ガラに、昆布など魚介を合わせた分厚いスープにまろやかな醤油ダレ。なんと化学調味料不使用で作っている。チャーシューも豪華すぎて最高。
古くから伝わる笠岡ラーメンを継承しながら、独自の味を作り出していて見事。オススメ。
第3位:YOKOKURA STORE HOUSE(小山)
2019年オープンの人気店。小山の“横倉”という工場街の中にあるお店で、シックでオシャレだがポップさもあり、すごく居心地の良いお店。厨房がステージのようで、活気があって良い。
注文したのは「昆布水つけ麺 並盛 チャーシューちょい増し」。
麺線の整え方が凄い。具は麺の上にチャーシュー、穂紫蘇、ライム、ノリ。スープの中にチャーシューとネギ。麺は極太ストレートで全粒粉入りで昆布水がたっぷり。
まずは麺のみで食べると
、コシの強さと小麦の旨さが抜群。さらに藻塩をかけて食べると最高。これだけで食べきってしまうんじゃないかと思うぐらい旨い。
スープは醤油のキレが印象的で、ここに昆布水が合わさってまろやかな美味しさ。本当に旨い。チャーシューもたくさん入っており、燻香もいい感じ。
飛び上がる感動の美味しさ。とにかく麺が美味しい。一食の価値あり。
第2位:青島食堂 宮内駅前店(長岡・宮内)
新潟県長岡市のご当地ラーメン“長岡生姜醤油ラーメン”の横綱店。平日でも駐車場待ちができるほどの人気。女性店員さんが二人でガンガン回していてカッコいい。
「青島チャーシュー」をいただく。
具はチャーシュー、ほうれん草、ネギ、ノリ、ナルト。麺は中細ストレート。
一口で昇天する旨さ。まっすぐな豚の旨味と生姜醤油のキレはやはり唯一無二。食べても食べても出てくるチャーシューも最高だ。
雰囲気も含めて何物にも変え難いノスタルジック感。東京は秋葉原に支店があるが、やはり現地にも食べに行っていただきたい。
第1位:竹家ラーメン(神戸・大石)
神戸の灘区にある行列店。札幌の伝説のお店“竹家食堂”出身。大正11年創業で、日本で「ラーメン」という名前を初めて使った説でおなじみの竹家食堂である。
「みそらーめん+焼き飯セット」を注文。
店主が焼き飯とラーメンを一緒に作る手さばきには惚れ惚れ。250円のチャーハンを毎度作りたてで提供するのは凄い。腱鞘炎なのか腕を痛そうにしながら一生懸命作っている。女性店員さんの接客の良さも光る。
具はチャーシュー、ネギ、モヤシ。麺は中縮れ。スープは都度中華鍋に移して温めている。
あっさりながら味噌の香りと旨味がしっかり広がり、最高に美味しい。濃厚にせずともこうやって美味しくまとめるのはさすがである。ちょっと声が出る美味しさ。
焼き飯は半チャーハン的な感じかと思いきや、しっかりお茶碗一杯分ぐらいのご飯の量。醤油が香ばしく、これぞ焼き飯という感じで美味しい。
歴史を感じながら最高に美味しい一杯がいただける名店。
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